親知らず

親知らず

10代後半から20代に生えるといわれる親知らず。親知らずは、前歯から数えて8番目の永久歯のことをいいます。
親知らずは、傾いて生えたり、歯肉に埋まったままになったりと、正しく生えてこないことが多い歯です。そのため、炎症が起きて痛みが出るようなトラブルが発生しやすくなります。
また、親知らずの生え方によっては歯並びに影響が及び、汚れがたまってむし歯や歯周病にもなりやすくなります。お子さまがこのようなトラブルで悩む前に、正しい治療を行うことをおすすめします。
当院の親知らず治療は、やみくもに抜歯するようなことはいたしません。なぜなら、歯科矯正や抜けてしまった歯の治療などに、場合によっては親知らずが利用できるケースもあるからです(歯牙移植)。
トラブルを起こしやすい親知らずですが、れっきとした自分の歯でもあり、「自分の歯は、なるべくとっておこう」ということです。このような理由で、親知らずの抜歯は慎重に見定めてから行います。
親知らずを抜く場合は、まず歯科矯正を行い、親知らずを神経から離してから抜歯することをおすすめします。抜歯までに3~4カ月必要ですが、神経を損傷するリスクが低くなるので安心です。

顎関節症

顎関節症

顎関節症は、「口を開けると顎の関節や筋肉が痛む」「口を大きく開けられない」、または「口を開け閉めすると顎関節から音がする」といった症状です。その原因は、生活習慣や噛み合わせの悪さなどさまざまです。
顎関節症が進行すると、顎周辺の筋肉の痛みから口をうまく開けられなくなるばかりか、首や肩の凝り、片頭痛、めまい、腕や指のしびれといった症状が出てくることもあります。日常生活に影響が及んでくるので、気になったら早く治療をスタートし、改善することをおすすめします。
当院では、顎関節症の診察にCTスキャナーを使用し、正確な診察結果から適切な治療メニューをご提案します。
治療法としては、マウスピースの製作や生活指導などがあります。また、噛み合わせの改善が必要な場合は、歯科矯正をおすすめする場合もあります。

口内炎

ほほや唇の裏、のど、舌など、お口の中や周りにできる炎症の口内炎。痛みがともない、ひどくなると食事をするのも大変な状況になります。
口内炎は、基本的にお薬を塗布して治療します。通常は1~2週間程度で治ります。

歯牙移植

歯牙移植

歯牙移植は、抜け落ちてしまった奥歯に自分の親知らずを移植する治療法です。自分自身の歯を移植するため、体への負担が軽く、移植後に安定しやすいというメリットがあります。
親知らずにはこのように利用できる可能性があるため、問題がない限り、なるべく残しておくようにしたほうがよいでしょう。将来、もしも奥歯を失ったときの治療に活用できるかもしれません。こうした理由から、親知らずの抜歯は慎重に見定めてから行うべきと考えます。