スタッフブログ
【大阪市都島区 津田歯科矯正歯科】マウスピース矯正のみの歯科医院でよくあること ──矯正治療は多様な選択肢から最適な方法を選ぶことが大切です
■ マウスピース矯正のみを扱う医院について知っておきたいこと
マウスピース矯正は透明で目立ちにくく、取り外し可能で手軽に行える矯正方法として人気があります。成人はもちろん、比較的年齢の高いお子さまにも使用できる場合があります。しかし、マウスピース矯正だけに対応する医院では、次のようなことが起こる可能性があります。
すべての歯並びや噛み合わせに最適とは限らない
より効果的な他の治療法が選択しづらいことがある
複雑なケースには対応が難しい場合がある
定期的な調整や経過観察が十分でない場合がある
たとえば、受け口や出っ歯、歯の重なり(叢生)など、単純な歯列の不正だけではなく、顎の骨格や咬合のバランスに問題がある場合、マウスピースだけでは改善が難しいことがあります。
さらに、乳歯列・混合歯列期の子どもに対しては、マウスピースのみの対応では顎の成長や歯の生えるスペースの管理が難しいことがあります。この時期に適切な介入を行わないと、永久歯列期での不正咬合や噛み合わせの乱れが生じ、将来的な治療が複雑化するリスクがあります。
また、成人であっても複雑な噛み合わせや顎関節の問題がある場合、マウスピース単独での治療では十分な結果が得られないことがあります。このような場合、ワイヤー矯正や外科的矯正との併用が必要となるケースも少なくありません。
マウスピース矯正のみの医院で起こりやすいケース
マウスピース矯正は取り外し可能で目立たず、痛みが少ないことから人気がありますが、単独で治療を行う場合には注意点もあります。
1. 治療が長期化することがある
適切な診断や調整が行われないと、歯の移動が計画通り進まず、治療期間が長くなることがあります。特に、複雑な歯並びや上下顎の不整合がある場合は、マウスピースだけでは十分な咬合改善ができないことがあります。
2. 不十分な対応で後戻りのリスク
マウスピースは正しい装着時間や装着方法を守る必要があります。指導が不十分な場合、歯が計画通りに動かず、治療終了後に後戻りする可能性があります。後戻りは再治療が必要になる場合もあり、患者さまにとって負担が大きくなります。
3. 乳歯列・混合歯列期の治療の制限
お子さまの乳歯列や混合歯列期は、顎の成長や歯の生えるスペースの管理が重要です。この段階でマウスピースだけの治療では、顎の成長管理や噛み合わせの修正が十分にできないことがあります。その結果、永久歯列期に不正咬合が生じ、追加治療が必要になることも少なくありません。
4. 成人でも複雑な症例への対応は限定的
受け口や出っ歯、上下顎の不整合など、骨格性の問題を伴う症例では、マウスピースのみでは改善が難しいことがあります。適切な治療計画には、ワイヤー矯正や外科的矯正との併用が必要となる場合があります。
■ マウスピース矯正の特徴と注意点
マウスピース矯正には以下の特徴があります。
透明で目立ちにくい
周囲からほとんど気づかれず、日常生活に支障が少ない。取り外し可能
食事や歯磨きのときに外せるため、口腔衛生を保ちやすい。痛みが少ない場合が多い
ワイヤー矯正と比べて、装置が歯茎や口腔粘膜に当たりにくく、痛みや違和感が少ないことがある。
一方で、注意すべき点もあります。
毎日規定時間(通常20時間以上)装着する必要がある
装着時間を守らないと治療計画通りに歯が動かない
複雑な歯並びや骨格性のズレには対応が難しい
乳歯列や混合歯列の子どもには制限がある場合がある
■ 津田歯科矯正歯科の矯正治療の特徴
当院では、マウスピース矯正だけでなく、患者さまの状態や年齢に応じて以下の選択肢を組み合わせ、最適な治療計画をご提案しています。
1. マウスピース矯正
透明で目立たず、取り外し可能
永久歯が生え揃った成人向けや、比較的軽度の歯列不正に適用
生活スタイルに合わせた使用方法の指導
2. ワイヤー矯正
部分矯正や全顎矯正に対応
見えにくい装置(プラスチックブラケット)が追加料金なしで利用いただけます!
複雑な歯並びや咬合の問題に対応しやすい
3. 外科矯正
骨格性の不正咬合に対して必要に応じて提案。外科矯正については他院と連携可能。
歯列矯正と併用することで、正しい咬合を確立
4. 成長期のお子さまへの対応
乳歯列・混合歯列期からの顎の成長管理
指しゃぶりや舌の癖、口呼吸の改善指導
将来の成人矯正がスムーズに進むための準備
5. フォローと調整
定期的なチェックで装置の調整や歯の動きの確認
生活習慣や癖に応じたアドバイス
必要に応じて複数の装置を組み合わせ、最適な治療結果を目指す
津田歯科矯正歯科での対応
当院では、マウスピース矯正を含め、患者さまの状態に合わせた最適な治療法を組み合わせることを重視しています。
1. 詳細な検査と診断
口腔内スキャナーやレントゲンで歯の位置・顎の状態を精密に診断
咬合バランス、顎関節の状態、歯の傾きや生える方向を確認
2. 個別の治療計画
マウスピース矯正、ワイヤー矯正、部分矯正、外科的矯正など、症例に応じた最適な組み合わせを提案
成長期のお子さまには、顎の拡大や癖改善を含む段階的な治療計画を作成
3. 定期観察と調整
装置の装着状態や歯の動きを定期的にチェック
必要に応じて装置の調整や追加のアドバイス
治療経過に応じた柔軟なプラン変更も可能
4. 家庭での管理サポート
装置の取り扱いや口腔衛生の指導
患者さま・保護者が安心して治療を継続できる環境づくり
■ 矯正治療は一人ひとりに合わせた選択が大切です
矯正治療は、患者さまのお口の状態や年齢、ライフスタイルに応じて最適な方法を選ぶことが重要です。
「マウスピース矯正だけ」という制限にとらわれず、総合的に検査・診断し、必要に応じて複数の治療法を組み合わせることが、長期的に安定した歯並びや咬合の実現につながります。
早期相談や段階的な治療計画により、将来的に成人矯正が必要になった場合でも、治療期間や負担を軽減できます。
保護者や患者さまには、次のポイントを意識していただくと安心です。
矯正治療の開始時期
適切な治療法の選択肢
生活習慣や癖の改善
定期的な経過観察
矯正治療は一人ひとりに合わせた選択が大切
矯正治療は、年齢や歯並びの状態、生活習慣によって最適な方法が異なります。マウスピース矯正だけに限らず、ワイヤー矯正や外科矯正を組み合わせることで、より精密で安定した治療結果が得られます。
早期相談のメリット
顎の成長や歯の生え方を確認し、将来の不正咬合を予防
成長期から適切に治療を開始することで、成人矯正の期間や負担を軽減
乳歯列・混合歯列期からの介入で、永久歯列期での歯並び改善がスムーズ
患者さま・保護者へのアドバイス
治療開始のタイミングを逃さない
定期的なフォローで後戻りを防ぐ
生活習慣や癖の改善で歯列の安定をサポート
■ まとめ
マウスピース矯正は便利で目立ちにくい方法ですが、すべてのケースに最適とは限りません。
複雑な歯並びや顎のズレ、乳歯列・混合歯列期のお子さまへの対応には、ワイヤー矯正や外科的矯正との併用が必要な場合もあります。
津田歯科矯正歯科では、マウスピース矯正を含めた幅広い治療選択肢を提供し、患者さま一人ひとりに合わせた総合的な治療計画を立てています。
まずは無料相談で、現状の歯並びや噛み合わせの状態を確認し、最適な治療方法を検討してください。安心して矯正治療をスタートできる環境を整えてお待ちしています。
お問い合わせ・ご予約はこちら
津田歯科・矯正歯科
住所:大阪府大阪市都島区善源寺町1-5-37 美代志ビル1階
大阪メトロ谷町線 都島駅から徒歩3分
☎︎ 06-6922-6480
https://tsuda-dc.jp(Web予約受付中)
診療時間:平日 9:30~13:00/14:00~18:00
土曜 9:30~13:00/14:00~17:00
休診日:木曜・日曜・祝日(GW休み・お盆休み・年末年始休みあり)
CATEGORYカテゴリー
RECENT POSTS最近の投稿
TAGタグ
ARCHIVE月別アーカイブ
2025年 (127)
2024年 (205)
2023年 (49)
2022年 (11)
2021年 (1)
2020年 (9)
2018年 (24)
2017年 (64)
2016年 (49)
2015年 (12)