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インプラントを長持ちさせるには?定期検診が欠かせない理由|大阪市都島区 津田歯科・矯正歯科
皆さんは、インプラント治療を「入れて終わり」と思っていませんか?
確かにインプラントは、見た目や噛み心地が天然歯に近く、「第三の歯」とも呼ばれる優れた治療法です。しかし、治療後のケアを怠ってしまうと、せっかく入れたインプラントが数年でダメになってしまうことも。
そこで今回は、インプラントを10年、20年と長持ちさせるための正しいアフターケアについて詳しくお伝えします。
インプラントは虫歯にならないけれど「インプラント周囲炎」に注意
天然歯と異なり、インプラントは人工歯なので虫歯にはなりません。
しかし、歯ぐきの病気である**「インプラント周囲炎」**になるリスクはあります。
インプラント周囲炎は、インプラントの周囲にプラーク(歯垢)がたまり、炎症が起こる病気です。進行すると、骨が溶けてしまい、最悪の場合インプラントが抜け落ちることもある非常に恐ろしい状態です。
そして、厄介なのは自覚症状がほとんどないこと。気づいたときにはかなり進行しているケースも多く、早期発見・定期的なチェックがとても大切です。
インプラント治療後に必要な3つのケア
1. 毎日のセルフケア(ブラッシング)
インプラントの周囲にも、天然歯と同様にプラークは付着します。
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシなどを併用し、すみずみまで清掃しましょう。
特に就寝前のブラッシングは、細菌の増殖を防ぐうえでとても重要です。
→ 歯科衛生士によるブラッシング指導も行っていますので、磨き方に不安のある方はぜひご相談ください。
2. プロによる定期的なメンテナンス
どれだけ丁寧に磨いていても、セルフケアだけでは完全に汚れを落としきることはできません。
当院では、国家資格を持つ歯科衛生士が専用器具を使い、インプラント周囲のプラークや歯石を徹底的に除去します。
さらに、歯ぐきの状態、出血の有無、炎症の兆候などをチェックし、インプラント周囲炎の予防・早期発見に努めます。
→ メンテナンスでは、お口全体の状態や噛み合わせ、他の歯の健康状態もチェックしています。
3. 咬み合わせと骨の状態の確認
インプラントは、正しい噛み合わせのバランスがとても重要です。
・噛む力が過剰にかかっていないか
・歯ぎしりや食いしばりの影響が出ていないか
・骨が吸収されていないか
といった点を、レントゲンや噛み合わせチェックを通じて定期的に確認します。
→ ナイトガード(マウスピース)の作製も承っています。
定期検診に通うことのメリット
インプラントは、治療後のメンテナンスこそが成功のカギです。
当院では、1〜3ヶ月に1回の定期検診をおすすめしています。特にインプラント周囲炎の既往歴がある方や、糖尿病・喫煙習慣のある方は、より短い間隔でのフォローが必要です。
定期検診に通うと…
インプラント周囲炎を未然に防げる
ぐらつき・骨吸収を早期発見できる
噛み合わせのトラブルを調整できる
インプラントを長期間安定して使える
全身の健康(誤嚥性肺炎・糖尿病・心疾患など)へのリスクも軽減
→ お口の健康は、全身の健康とも深く関係しています。
「最近、検診に行けていない…」という方へ
「インプラントを入れてから何年も経っているけれど、不具合はないから大丈夫」と思っていませんか?
実は、症状が出ていない今こそがチェックのタイミングです。
進行してしまったインプラント周囲炎は、治療しても完全には元に戻らないこともあります。だからこそ、違和感がないうちに予防・検査を行うことが大切なのです。
津田歯科・矯正歯科のインプラントメンテナンスの特徴
当院では、インプラント治療後のメンテナンスを非常に重視しています。以下のような体制で、患者様の大切なインプラントをサポートします。
経験豊富な歯科医師によるかみ合わせ・骨の評価
歯科衛生士による的確なクリーニングとセルフケア指導
状態に応じた最適な通院間隔のご提案
他院で埋入したインプラントのメンテナンスにも対応
さらに、患者様のライフスタイルやご希望に寄り添い、無理なく続けられるケアを一緒に考えていきます。
インプラントの寿命を左右する生活習慣とリスク因子
インプラントを長く安定して使っていくためには、定期検診やセルフケアだけでなく、日常生活の中に潜むリスク因子を把握することも重要です。以下に、特に注意していただきたい項目をいくつかご紹介します。
1. 喫煙(タバコ)の影響
タバコを吸うことで、歯ぐきの血流が悪くなり、インプラント周囲の組織がダメージを受けやすくなります。さらに、免疫機能も低下するため、インプラント周囲炎にかかるリスクが2~3倍になるとも言われています。
可能であれば、インプラント治療前後の禁煙を強くおすすめします。禁煙が難しい場合も、リスクをきちんと把握し、メンテナンス間隔を短くするなどの対策を取りましょう。
2. 糖尿病との関係
糖尿病のある方は、感染症にかかりやすく、傷の治りも遅いため、インプラント治療の成功率や長期的な安定性に影響を及ぼします。
しかし、適切に血糖値がコントロールされていれば、インプラント治療ができないというわけではありません。当院では、内科との連携も行いながら、患者様の全身状態に配慮した治療計画をご提案しています。
3. 食いしばり・歯ぎしりの影響
夜間の歯ぎしりや食いしばりがあると、インプラントに過度な負荷がかかり、ネジの緩みやインプラント体の破損、周囲の骨の吸収を引き起こすことがあります。
当院では、必要に応じて**ナイトガード(マウスピース)**を作製し、インプラントや天然歯を守る対策を行っています。歯がすり減っていたり、朝起きたときに顎が疲れていると感じる方は、一度ご相談ください。
4. 食生活と栄養のバランス
偏った食事や栄養不足も、お口の健康に影響します。
特に、カルシウム、ビタミンD、タンパク質は、骨の維持や歯ぐきの健康に必要な栄養素です。インプラント周囲の骨や組織を良好に保つためには、日々の食生活からのアプローチも欠かせません。
また、よく噛んで食べることは、インプラント部位の安定を助けるだけでなく、脳の活性化や消化促進にも効果的です。
5. ストレスとお口の健康の関係
意外に思われるかもしれませんが、ストレスがたまると免疫力が低下し、歯ぐきの炎症や食いしばりなどを引き起こすことがあります。インプラントに悪影響を及ぼすリスクも高まりますので、心身の健康管理もインプラントの長寿命化には欠かせません。
リラックスできる時間を意識的に作る、規則正しい生活リズムを心がけるなど、日常の中でできるセルフケアを取り入れてみましょう。
自分のライフスタイルに合ったケアを
インプラントを一生使い続けるためには、画一的なケアではなく、その人の生活スタイル・健康状態・お口の状況に合わせたオーダーメイドのメンテナンスが大切です。
津田歯科・矯正歯科では、患者様一人ひとりの背景に寄り添いながら、無理なく継続できるサポートを行っています。
「今のケアで大丈夫かな?」「もう少し詳しくアドバイスがほしい」
そんなときは、いつでもお気軽にご相談ください。
まとめ:インプラントを長持ちさせる最大のポイントは「継続的なメンテナンス」
インプラントは、治療自体ももちろん大切ですが、「入れてからが本当のスタート」です。
自覚症状がない=健康とは限らない
セルフケア+プロのチェックが重要
定期検診で“将来の歯の喪失”を防ぐことができる
健康なお口を守るために、そしてインプラントを長く快適に使い続けるために、ぜひ定期的な検診にお越しください。
ご相談・ご予約はこちら
津田歯科・矯正歯科
住所:大阪府大阪市都島区善源寺町1-5-37 美代志ビル1階
大阪メトロ谷町線「都島駅」から徒歩3分
☎︎ 06-6922-6480
🌐 https://tsuda-dc.jp(Web予約受付中)
診療時間:
平日 9:30~13:00/14:00~18:00
土曜 9:30~13:00/14:00~17:00
休診日:木曜・日曜・祝日(GW・お盆・年末年始休診あり)
「インプラントを入れたけど、最近診てもらっていないな…」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。検診だけのご来院も大歓迎です。
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