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親知らずとは?抜歯の必要性と痛みを抑える治療法|都島区の津田歯科・矯正歯科

おはようございます、大阪市都島区の津田歯科・矯正歯科です🦷✨

今回は、成人の方によく問題となる「親知らず」について詳しく解説します。「親知らずとは何か」「どんなトラブルを引き起こすのか」「抜歯は必要なのか」「抜歯中の痛みやリスク」など、気になるポイントをわかりやすくまとめました。


「親知らず」とは?

親知らずは、顎の一番奥に生える永久歯で、最後に発育することから正式には第3大臼歯と呼ばれます。また、知恵がつく年齢で生えることから「智歯(ちし)」とも呼ばれています。名前の由来は、文字通り「親の知らぬ間に生えてくる歯」とされています。

ただし、親知らずの生え方には個人差があります。

  • もともとない場合

  • 上下左右4本がそろわない場合

  • まっすぐに生えない場合(横向き・斜め・埋伏)

正常に生えてきて、かみ合っていれば特に問題はありません。しかし、悪影響をもたらす生え方の場合は、早めの抜歯を検討する必要があります。


親知らずによるトラブル

顎の大きさと親知らずの関係

現代人の顎は昔と比べ小さくなっていますが、歯の大きさはほとんど変わっていません。そのため、最後に生えてくる親知らずはスペース不足で正常に生えないことが多く、以下のような状態が起こります。

  • 斜めに生える

  • 一部分だけ歯茎から出る

  • 顎の中で水平に埋まる

このような場合、虫歯や炎症を起こしたり、手前の歯を押して歯並びやかみ合わせに悪影響を与えたりすることがあります。さらに、咀嚼のバランスが崩れることで顎関節症の原因にもなります。


親知らずの痛みの原因

親知らずの痛みは、生える際に歯肉が傷ついたり、細菌感染による炎症が起こることで発生します。特に、部分的に歯肉が被っている場合は不潔になりやすく、**智歯周囲炎(ちししゅういえん)**という炎症を引き起こすことがあります。

智歯周囲炎は20歳前後の方に多く、痛みとともに口が開きにくくなったり、発熱することもあります。仕事や勉強の追い込み時に痛むことが多いのは、疲れやストレスで免疫力が低下して炎症が起こりやすくなるためです。


親知らずが引き起こす口腔内トラブル

親知らずがあることで以下のトラブルが発生することがあります。

  1. 磨きにくさによる虫歯リスク

    横向きや斜めに生えた親知らずは歯ブラシが届きにくく、親知らずや手前の歯が虫歯になりやすくなります。

  2. 歯肉の炎症

    親知らずに覆われた歯肉は炎症を起こしやすく、口臭や歯周病の原因になります。

  3. 歯ぐきを噛みやすい

    上顎の親知らずが生えると、下顎の歯肉を噛んで腫れや痛みを引き起こすことがあります。

  4. 歯並びの悪化

    横向きや斜めの親知らずが手前の歯を押すことで、歯並びやかみ合わせが悪くなる場合があります。

  5. 顎関節症のリスク

    咀嚼時のバランスが崩れることで片方の顎に負担がかかり、顎関節症を引き起こすことがあります。


親知らずの種類と生え方の特徴

親知らずは生え方によって種類が分かれます。生え方を知ることで、抜歯の難易度や必要性を判断する目安になります。

  1. 正常にまっすぐ生える親知らず

    まっすぐに生えてかみ合っている場合は、特にトラブルがなければ抜歯の必要はありません。ただし、磨きにくい位置にあるため、虫歯や歯周病のリスクはゼロではありません。

  2. 斜めに生える親知らず

    手前の歯を押す形で斜めに生える親知らずは、歯並びの乱れや虫歯、歯ぐきの炎症を引き起こしやすく、抜歯を検討することが多いです。

  3. 横向きの親知らず(水平埋伏)

    顎の骨の中で横向きに埋まっている親知らずです。歯肉や骨に覆われているため炎症が起こりにくい場合もありますが、手前の歯に圧力をかけることがあり、将来的にトラブルを起こすリスクが高いです。

  4. 部分的に萌出している親知らず(半埋伏)

    歯肉の一部だけ出ている状態です。歯肉の下に細菌が溜まりやすく、智歯周囲炎を起こすことが多いため、早期に抜歯を検討するケースが多いです。


抜歯の難易度とリスク

親知らずの抜歯は単純に見える場合でも、周囲の神経や血管との関係を考える必要があります。抜歯の難易度は以下の要素で変わります。

  • 歯の生え方:斜めや横向きは抜歯が難しくなる

  • 顎の骨の硬さ:骨が厚いと切開や骨削除が必要になる場合があります

  • 神経との距離:下顎の親知らずは下歯槽神経に近いため慎重な処置が必要です

当院では、歯科用CTで立体的に親知らずの位置を確認し、神経や血管を傷つけない安全な抜歯計画を立てています。

抜歯がすすめられる親知らず

症状がなくても、以下のような場合は抜歯を検討します。

  • 歯肉の腫れや痛みを繰り返す

  • 親知らずや手前の歯に虫歯・歯肉炎がある

  • 噛み合う歯がなく歯肉を傷つける

  • 顎関節症などの原因になる

  • 正常に磨けない、食べ物が詰まりやすい

  • 手前の歯の歯並びやかみ合わせに悪影響を与える

抜歯の判断は、痛みや炎症の有無だけでなく、将来的なリスクも考慮して行うことが重要です。

親知らずを抜歯しないためのセルフケア

すべての親知らずが抜歯の対象になるわけではありません。正常に生えていて、かみ合わせも良好な場合は抜歯を避けることが可能です。そのためには日々のケアが重要です。

  • 丁寧なブラッシング

    歯ブラシの毛先を歯と歯肉の境目に沿わせ、1本1本丁寧に磨きます。

  • フロスや歯間ブラシの使用

    親知らずの隣の歯との間に食べかすが残りやすいため、フロスや歯間ブラシで汚れを取り除きます。

  • 定期的な歯科検診

    親知らず周囲の歯肉や歯の状態を定期的に確認することで、早期に炎症や虫歯を防ぐことができます。


津田歯科・矯正歯科での安全な親知らず抜歯

当院では、痛みや腫れを最小限に抑えた親知らず抜歯を行っています。

  • 歯科用CTによる精密診断

  • 麻酔の工夫で痛みを感じにくい処置

  • 切開や骨削除を最小限に抑えるテクニック

  • 術後の適切なケア指導

また、抜歯が必要かどうか迷われている方には、将来的なリスクも含めた診断を行い、最適な治療計画をご提案します。


抜歯中の痛みについて

麻酔をしっかり行うため、抜歯中に痛みを感じることはほとんどありません。歯が押される感覚はありますが、痛みを感じた場合は麻酔を追加して対応します。表面麻酔を十分効かせてから注射麻酔を行うため、安心して治療を受けられます。


抜歯後の痛みや腫れの軽減方法

抜歯後の痛みや腫れは誰でも少なからず起こりますが、適切な処置とケアで軽減できます。

  1. 氷で冷やす

    抜歯直後は頬を氷で10〜15分ずつ冷やすと腫れを抑えられます。

  2. 安静にする

    抜歯当日は激しい運動や入浴は避け、血流が増えすぎないよう注意します。

  3. 鎮痛薬の活用

    必要に応じて医師の指示に従って鎮痛薬を使用します。

  4. 口腔内の清潔保持

    抜歯後はうがいをやさしく行い、感染予防に努めます。強くすすぎすぎると血餅が取れ、治癒が遅れるため注意が必要です。


抜歯後の注意点

抜歯後は日常生活でいくつか注意点があります。

  • 食事:柔らかいものを中心に、刺激物や熱すぎるものは避ける

  • 口腔ケア:傷口を避けてブラッシング、歯科医の指示通りにうがい

  • 喫煙・アルコール:回復を遅らせるため控える

  • 経過観察:腫れや痛みが長引く場合は早めに受診


まとめ

  • 親知らずは顎の一番奥に生える最後の歯で、悪影響がある場合は抜歯が必要

  • 生え方や顎のスペースによって、虫歯・歯周病・歯並び・顎関節症のリスクが変わる

  • 歯科用CTを使った精密な診断で安全に抜歯可能

  • 日常のブラッシングやフロス、定期検診で抜歯を避けられる場合もある

  • 抜歯後は適切なケアで痛みや腫れを最小限に抑え、早期回復が可能

親知らずに関するお悩みや不安は、都島区の津田歯科・矯正歯科にご相談ください。安全で痛みの少ない治療を心がけています。

津田歯科・矯正歯科の医院情報

津田歯科・矯正歯科

住所:大阪府大阪市都島区善源寺町1-5-37 美代志ビル1階

アクセス:大阪メトロ谷町線「都島駅」より徒歩3分

電話:06-6922-6480

Web予約:https://tsuda-dc.jp/

診療時間:平日 9:30~13:00 / 14:00~18:00

土曜 9:30~13:00 / 14:00~17:00

休診日:木曜・日曜・祝日(GW・お盆・年末年始あり)

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