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【津田歯科・矯正歯科ブログ】入れ歯治療の疑問を解決:保険診療と自費診療の違いと選び方【大阪市都島区】

おはようございます、大阪市都島区の「津田歯科・矯正歯科」です。(大阪メトロ谷町線都島駅4番出口徒歩3分)
 
虫歯や歯周病などで歯を失ってしまった場合、機能を回復させるために「入れ歯」という選択肢があります。入れ歯は、歴史も長く、多くの方が利用されている一般的な治療法です。
入れ歯を作ろうと歯科医院を受診された際、「保険の入れ歯と、保険外(自費診療)の入れ歯があります」と説明を受け、何が違うのか分からず戸惑われた経験はありませんか?
「費用が安いなら保険で十分」と思われるかもしれませんが、実は、保険診療と自費診療では、**「使える材料」「作製方法」「噛み心地」「見た目の美しさ」「快適性」「耐久性」**など、あらゆる面で大きな違いがあるのです。
今回は、保険診療と自費診療の入れ歯の違いを徹底的に比較し、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。あなたのライフスタイルやご希望に合った入れ歯選びの参考にしてください。
 

 
1. 保険診療の入れ歯とは?
保険診療の入れ歯は、国が定めたルール(保険適用)に基づいて作製される入れ歯です。費用負担を抑え、最低限の口腔機能を回復することを目的としています。
 
特徴:費用が安い、全国一律の規格
最大のメリットは、費用の安さです。全国どこの歯科医院で作っても、基本的な設計や使用できる材料は同じです。
 
使われる材料:プラスチック(レジン床)と金属(クラスプ部分)
  • 床(しょう:歯茎に触れる土台部分): 硬質レジン(プラスチック)で作られます。
  • クラスプ(バネ): 残っている歯に引っ掛ける金属のバネで、入れ歯を固定します。
 
メリット
  • 圧倒的な費用の安さ: 3割負担の場合、数千円〜2万円台で作製可能です。
  • どこでも作れる: 保険証があれば、全国どの歯科医院でも同じ規格の入れ歯を作れます。
  • 修理・再作製が容易: 比較的簡単に修理や調整ができます。
 
デメリット(注意点)
  • 分厚く、違和感が大きい: プラスチック素材は強度を出すためにある程度の厚み(約2mm〜3mm以上)が必要となり、お口の中に入れた時の違和感が大きいです。
  • 飲食物の温度が伝わりにくい: 土台がプラスチックなので、熱が伝わりにくく、食事の美味しさを感じにくいことがあります。
  • 見た目が目立つ: 金属のバネ(クラスプ)が目立ちやすく、審美性が劣ります。
  • 耐久性が劣る: プラスチックは長期間使用すると劣化しやすく、割れることもあります。
  • 調整回数が多い: 馴染むまでに時間がかかり、何度も調整が必要になることがあります。
 
2. 自費診療(保険外)の入れ歯とは?
自費診療の入れ歯は、費用は全額自己負担となりますが、保険では使えない高品質な材料や精密な作製方法を用いることができます。患者さん一人ひとりの口腔内の状態やご希望に合わせて、オーダーメイド感覚で作製されます。
 
特徴:快適性、審美性、機能性の追求
快適な噛み心地、目立たない見た目、そして長期的な使用を目的としています。
 
使われる材料:金属、シリコン、特殊プラスチックなど
保険では使えない様々な高性能材料が使えます。
歯科技工士 奥森 健史 施術イメージ2
  • 金属床(きんぞくしょう): 土台部分に金属(チタン、コバルトクロム、ゴールドなど)を使用します。
  • ノンクラスプデンチャー: 金属のバネを使わず、歯茎と同じ色の特殊なプラスチック素材で固定します。
  • シリコン裏装: 土台の裏側に柔らかいシリコン素材を使用し、クッション性を持たせます。
 
メリット
  • 薄くて快適、違和感が少ない: 金属床などは非常に薄く作れるため(約0.4mm〜0.6mm)、お口に入れた時の違和感が格段に少なく、話しやすいです。
  • 食事が美味しい: 金属は熱伝導率が高いため、飲食物の温度が伝わりやすく、食事を美味しく感じられます。
  • 見た目が自然で美しい: 金属バネのないノンクラスプデンチャーなど、審美性に優れた素材を選べます。
  • 精密な作製: 型取りから作製まで工程が多く、時間をかけることで、お口にぴったりとフィットする精密な入れ歯が作れます。
  • 耐久性が高い: 高品質な素材を使用するため、長持ちします。
 
デメリット(注意点)
  • 費用が高額: 全額自費負担となるため、数十万円から、場合によっては100万円以上かかることもあります。
  • 修理が難しい場合がある: 特殊な素材を使用しているため、壊れた場合の修理が難しいケースや、対応できる歯科医院が限られる場合があります。
 
3. 保険と自費、具体的な違いの比較まとめ
 
項目
保険診療の入れ歯
自費診療の入れ歯
費用(目安)数千円〜2万円台(3割負担)数十万円〜(全額自費)
土台の素材プラスチック(レジン床)金属(金属床)、特殊プラスチック
土台の厚み厚い(2〜3mm以上)薄い(0.4〜0.6mm〜)
違和感・快適性大きい少ない(快適)
見た目(審美性)金属バネが目立つ目立たない(ノンクラスプなど)
食事の美味しさ温度が伝わりにくく劣る温度が伝わりやすく良好
作製方法規格化されているオーダーメイド(精密)
耐久性比較的低い(劣化しやすい)高い(長持ちしやすい)
 
4. あなたに合った入れ歯の選び方
どちらの入れ歯を選ぶかは、患者さんご自身の優先順位によって異なります。
  • 費用を最優先したい: まずは保険診療の入れ歯を検討しましょう。最低限の機能は回復できます。
  • 快適性や見た目を重視したい: 違和感を少なくしたい、目立たない入れ歯が欲しい、食事を美味しく楽しみたいという方は、自費診療の入れ歯がおすすめです。
当院では、患者さんのお悩みやライフスタイルを丁寧に伺い、それぞれの入れ歯のメリット・デメリットをしっかり理解していただいた上で、最適な選択ができるようサポートいたします。
また、精密な作製技術も非常に重要です。津田歯科・矯正歯科では、保険・自費に関わらず、患者さんのお口に合う精度の高い入れ歯作製に努めています。
 
5. 入れ歯治療後のメインテナンスも大切です
入れ歯は、作って終わりではありません。
  • 定期的な調整: お口の中(歯茎や顎の骨)は日々変化します。定期的に歯科医院で調整しないと、入れ歯が合わなくなり、痛みや違和感の原因となります。
  • 清掃: 毎日のお手入れを怠ると、入れ歯にも細菌が繁殖し、口臭や虫歯、歯周病の原因となります。
当院では、入れ歯治療後も長期的に快適に使っていただけるよう、メインテナンスプログラムをご用意しています。
5. 津田歯科・矯正歯科が入れ歯治療でこだわるポイント
当院では、保険診療・自費診療に関わらず、すべての患者さんに快適に使っていただける入れ歯の提供を目指しています。
 
① 精密な型取りの実施
入れ歯のフィット感は、型取りの精度で決まると言っても過言ではありません。当院では、時間をかけて丁寧な型取りを行います。特に自費診療の場合は、より精密な「個人トレー」を使用した型取りを行い、お口の粘膜の形はもちろん、筋肉の動きまで再現することで、吸着力が高く外れにくい入れ歯作製を実現しています。
 
② 経験豊富な歯科技工士との連携
入れ歯の作製は、歯科医師の診断と技術だけでなく、歯科技工士の技術力も非常に重要です。当院では、長年の経験と高い技術力を持つ一流の歯科技工士と連携しています。患者さんのお口の状態やご希望を詳細に伝え合い、時には患者さんに直接会ってもらいながら、最適な入れ歯を一緒に作り上げていきます。
 
③ 噛み合わせの重視
入れ歯治療は、単に失った歯を補うだけでなく、お口全体の噛み合わせのバランスを整えることが大切です。当院では、包括的な歯科治療の観点から、残っている歯や顎関節の状態も考慮し、長期的に安定した噛み合わせを実現する入れ歯を設計します。
 
6. 入れ歯以外の選択肢(インプラント・ブリッジ)との比較
入れ歯治療を検討される際、多くの方がインプラントやブリッジとの違いで悩まれます。
  • ブリッジ: 固定式で違和感は少ないですが、土台となる隣の健康な歯を大きく削る必要があります。
  • インプラント: 他の歯を削る必要がなく、自分の歯と同じように噛める最良の治療法ですが、外科手術が必要で費用も高額です。
入れ歯は、外科手術を避けたい方、全身疾患でインプラントが難しい方、費用を抑えたい方に適した選択肢です。
当院では、それぞれの治療法のメリット・デメリットをすべてお伝えした上で、患者さんにとって何が最良の選択かを一緒に考えます。無理に特定の治療法を勧めることはありませんので、ご安心ください。
 
まとめ
保険診療と自費診療の入れ歯には、明確な違いがあります。費用だけでなく、快適性、見た目、そして長期的な使用を見据えて、ご自身に合った入れ歯を選ぶことが大切です。
大阪市都島区の「津田歯科・矯正歯科」は、患者さんのお悩みやご希望に真摯に向き合い、最適な入れ歯治療をご提案します。
失った歯でお悩みの方、入れ歯治療を検討されている方は、どうぞ安心して当院にご相談ください。あなたの生活の質(QOL)向上を、全力でサポートいたします。
保険診療の入れ歯は手軽ですが、違和感や見た目の点で我慢が必要になることもあります。一方、自費診療の入れ歯は費用はかかりますが、その分快適性や審美性、耐久性といった「生活の質(QOL)」を大きく向上させることができます。
大阪市都島区の津田歯科・矯正歯科は、患者さんのお悩みやライフスタイルに寄り添い、あなたにぴったりの入れ歯治療をご提案します。まずは、お口の状態やご希望を詳しくお聞かせください。

医院外観


津田歯科・矯正歯科の医院情報

津田歯科・矯正歯科

住所:大阪府大阪市都島区善源寺町1-5-37 美代志ビル1階

アクセス:大阪メトロ谷町線「都島駅」より徒歩3分

電話:06-6922-6480

Web予約:https://tsuda-dc.jp/当院のInstagramはこちら:https://www.instagram.com/tsudadentalclinic5824/

診療時間:平日 9:30~13:00 / 14:00~18:00

土曜 9:30~13:00 / 14:00~17:00

休診日:木曜・日曜・祝日(GW・お盆・年末年始あり)

津田歯科・矯正歯科

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