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【大阪市都島区 津田歯科矯正歯科】小児矯正しか対応しない歯科医院のリスクとは? ──幅広い年齢・症例に対応できる医院選びが大切です
■ 小児矯正だけを専門にしている医院の特徴と注意点
小児矯正は、お子さまの成長期に合わせて顎の発育や歯の萌出をコントロールする大切な治療です。歯並びを整えるだけでなく、呼吸や発音、姿勢にまで良い影響を与えることもあります。そのため、早期に取り組むことは非常に有効です。
しかし一方で、「小児矯正だけ」を専門に行っている歯科医院も存在します。このような医院では、大人の矯正治療や複雑な噛み合わせの問題、外科的な処置を伴う症例などには対応できないことが多いのです。
例えば、
受け口相談でムーシールド治療のみを行い、その後の矯正についてはノータッチ
ムーシールドは乳歯列期の反対咬合改善に有効ですが、永久歯列に移行する過程で再び歯並びが乱れるケースもあります。そうした場合に追加治療が必要になりますが、小児矯正専門医院ではその先の対応ができず、別医院へ転院しなければならないことがあります。4歳から10歳くらいを対象にした「プレオルソ」というマウスピース型矯正装置のみを渡して終了
プレオルソは一定の時期には効果的ですが、思春期の顎の成長や永久歯の萌出が進むにつれて、さらなる調整や異なる装置が必要になる場合があります。
しかし小児矯正しか対応しない医院では、その時期を過ぎると「対応外」となり、治療が中断してしまうことも少なくありません。
これらはいずれも装置の効果を最大限発揮するための知識や経験があってこそですが、装置任せの治療に終始してしまうケースもあり、その場合は将来的な歯並びや噛み合わせの安定性に不安が残ります。
■ 小児矯正しか対応しないことで起こりうるリスク
成人矯正や複雑な噛み合わせの問題に対応できない
永久歯列期に移行した後、治療を別の医院に引き継ぐ必要がある
初期治療の成果が十分に活かされず、再治療が必要になることがある
治療開始のタイミングや方法の選択肢が限られる
医院を変えることで診療データや経過情報が引き継がれず、精度が下がる可能性
特に矯正治療は長期的な視点での計画が重要です。乳歯列期から永久歯列期まで一貫してフォローできる医院であれば、成長や歯の動きに合わせたスムーズな治療移行が可能になります。
小児矯正だけでは防げないリスクの具体例
小児矯正しか扱わない医院で治療を受けた場合、思春期や成人期に矯正が必要になったときにスムーズに進められないことがあります。
例えば、治療を途中で別の医院に引き継ぐ場合、これまでの治療データや経過情報が十分に伝わらないことがあります。その結果、再度検査を行ったり、装置を作り直す必要が生じ、費用と通院回数が増えることがあります。
また、乳歯列期に行った矯正が永久歯列で思った通りに効果を発揮できず、再治療が必要になるケースもあります。こうした場合、精神的にも負担が大きく、「せっかく始めた治療なのにうまくいかない」という不安を抱えることも少なくありません。
さらに、噛み合わせや顎の成長に問題があった場合、早期に適切な介入を受けられないと、将来的に顎関節症や咀嚼障害のリスクが高まります。医院選びで「小児だけで完結するかどうか」を確認することは、将来の健康を守るうえでも非常に重要です。
■ 小児矯正と成人矯正の違いを理解する
小児矯正(第一期治療)は、主に顎の成長を利用して歯や顎の位置を整える治療です。顎の幅を広げる、反対咬合を改善する、指しゃぶりなどの悪習癖を改善するなど、成長期ならではの方法で進めます。
一方、成人矯正(第二期治療)は、すでに成長が完了した骨格の中で歯を移動させるため、歯列全体をワイヤー矯正やマウスピース矯正で整えるのが一般的です。複雑な症例や骨格的な問題がある場合には外科的矯正手術を併用することもあります。
つまり、小児矯正で改善できることと成人矯正で必要になることは異なるため、両方に対応できる医院こそが、長期的に安心できる選択となります。
■ 津田歯科矯正歯科の総合的な矯正治療
当院では、小児矯正から成人矯正、外科矯正まで幅広い症例に対応しています。
そのため、「子どものうちから治療を始めて、大人になるまで同じ医院で見てもらえる」安心感があります。
幅広い装置と治療法の選択肢
ムーシールド、プレオルソ、拡大床、ワイヤー矯正、マウスピース矯正(インビザラインなど)、外科的矯正まで対応。詳細な診断と個別プランニング
顎骨の成長予測や3Dシミュレーションを活用し、将来の歯並びや噛み合わせまで見据えた治療計画を作成。定期的なフォローアップと調整
成長や歯の動きを定期的にチェックし、必要に応じて治療方針をアップデート。患者さま一人ひとりに寄り添った治療
治療のゴールや生活スタイルに合わせ、負担を最小限に抑えた方法を提案。
津田歯科矯正歯科での症例対応例
当院では、小児矯正から成人矯正まで幅広く対応しており、患者さま一人ひとりに最適な治療計画を提案しています。
受け口(反対咬合)
幼児期にムーシールドや拡大床で顎の発育を整え、永久歯が正しい位置に生えるよう誘導。その後必要に応じてワイヤー矯正で微調整。出っ歯(上顎前突)
小児期に顎の成長コントロールを行い、永久歯が正しい位置に並ぶように管理。成長期が終わった後、成人矯正で歯列全体を整え、噛み合わせも安定。歯列のデコボコ(叢生)
小児期から顎の幅を拡大してスペースを確保し、永久歯列に生え替わった段階でマウスピース矯正やワイヤー矯正で整列。
これらの例は一部ですが、成長段階ごとに最適な方法を選び、将来まで見据えたトータルケアを行うことが、長期的な安定につながります。
■ 保護者が医院選びでチェックすべきポイント
小児矯正だけでなく成人矯正にも対応しているか
治療実績や症例写真を確認できるか
治療の流れや費用が明確に説明されているか
継続的なフォロー体制が整っているか
万一のトラブル時に迅速な対応が可能か
■ 将来の健康と経済面を考えた医院選び
途中で医院を変える場合、再診断や再度の装置作成が必要になり、費用や時間が余計にかかることがあります。また、成長期の限られたタイミングを逃すと、後の治療が難しくなることもあります。
小児期から成人期まで一貫してサポートしてくれる医院を選べば、無駄な費用を抑えつつ、最適なタイミングで治療を進められるため、長期的に大きなメリットがあります。
小児期から成人期まで一貫して治療を受けるメリット
心理的負担の軽減
長期にわたる治療でも、同じ医院・同じ医師で診てもらえるため安心感があり、お子さまも通院に前向きになりやすい。生活習慣や癖への対応
指しゃぶりや舌癖など、成長に伴う生活習慣の変化に合わせたアドバイスや装置の調整が可能。費用・時間の節約
別医院で再治療を行う必要がなく、装置や検査の重複を避けられる。将来的な健康維持
正しい歯列と噛み合わせを長期的に保つことで、虫歯や歯周病の予防、顎関節や全身のバランス改善にもつながる。
■ まとめ
矯正治療はお子さまの将来の笑顔と健康を守るための大切な投資です。
「今だけの治療」ではなく、「将来まで見据えた計画」を立てられる医院こそ、信頼できるパートナーになります。
津田歯科矯正歯科では、小児から成人まで、あらゆる症例に対応できる体制を整えています。まずはお気軽にご相談ください。
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津田歯科・矯正歯科
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☎︎ 06-6922-6480
https://tsuda-dc.jp(Web予約受付中)
診療時間:平日 9:30~13:00/14:00~18:00
土曜 9:30~13:00/14:00~17:00
休診日:木曜・日曜・祝日(GW休み・お盆休み・年末年始休みあり)
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