スタッフブログ

はじめに

大阪市都島区の津田歯科・矯正歯科です。

「歯磨きをすると血が出る」「歯ぐきが腫れている」「口臭が気になる」…そんな症状に心当たりはありませんか？

これらは歯周病のサインかもしれません。歯周病は自覚症状が少ないまま進行することが多く、気づかないうちに歯を失う原因になることもあります。

ここでは、患者さまからよくいただく質問にQ&A形式でお答えし、歯周病の原因や予防法、治療法をわかりやすく解説します。

Q1. 歯周病とは何ですか？

A1. 歯周病は、歯の周りの組織（歯ぐきや歯を支える骨）が細菌によって炎症を起こす病気です。進行すると歯がぐらつき、最悪の場合は抜歯が必要になることもあります。

歯周病は成人の約80％に何らかの症状があるといわれ、初期はほとんど自覚症状がありません。「沈黙の病気」とも呼ばれています。

Q2. 歯周病の主な原因は何ですか？

A2. 最大の原因はプラーク（歯垢）に含まれる細菌です。プラークが歯と歯ぐきの間に溜まると炎症を引き起こします。

さらに、以下の要因が重なると歯周病が進行しやすくなります。

• 不十分なブラッシング

• 喫煙

• 食生活の乱れ（糖分の多い食事）

• ストレスや睡眠不足

• 糖尿病などの全身疾患

Q3. 歯周病の初期症状はどんなものですか？

A3. 歯周病の初期症状は軽微で、気づきにくいのが特徴です。代表的なサインは以下の通りです。

• 歯磨きのときに出血する

• 歯ぐきが赤く腫れている

• 口臭が気になる

• 歯ぐきが下がり、歯が長く見える

• 歯がぐらつく

1つでも当てはまる場合は、早めに歯科医院でのチェックをおすすめします。

Q4. 歯周病はどのように進行しますか？

A4. 歯周病は軽度から重度まで段階があります。

1. 歯肉炎（初期）

   • 歯ぐきが赤く腫れる

   • 歯磨きで出血

   • 痛みはほとんどなし

2. 軽度歯周炎

   • 歯ぐきが下がり、ポケットができる

   • 歯が少し動くこともある

3. 中等度～重度歯周炎

   • 歯のぐらつきが大きくなる

   • 口臭が強くなる

   • 食事がしにくくなる

   • 放置すると抜歯の可能性

Q5. 歯周病は治せますか？

A5. はい、早期であれば歯周病は治療可能です。進行度に応じて治療方法は異なります。

• 歯肉炎：ブラッシング指導と歯石除去で改善

• 軽度歯周炎：スケーリング・ルートプレーニングで歯ぐきの炎症を抑える

• 中等度以上：歯周ポケットの清掃、必要に応じて外科的処置

治療後も定期的なメンテナンスが重要です。

Q6. 自宅でできる歯周病予防法はありますか？

A6. あります。毎日のケアで歯ぐきの健康を守れます。

• 正しい歯磨き：毛先が柔らかい歯ブラシで歯と歯ぐきの境目を丁寧に磨く

• デンタルフロス・歯間ブラシ：歯と歯の間のプラーク除去

• 食生活の改善：糖分の摂りすぎを控え、野菜やカルシウムを摂取

• 生活習慣改善：禁煙、十分な睡眠、ストレス管理

マウスウォッシュも抗菌作用があるため、口腔内細菌の抑制に役立ちます。

Q7. 歯周病と口臭には関係がありますか？

A7. はい、深い歯周ポケットに溜まった細菌が揮発性硫黄化合物を発生させ、口臭の原因となります。

口臭が気になる方は、歯周病のチェックと治療を行うことが根本的な解決につながります。

Q8. 歯周病は全身の健康にも影響しますか？

A8. 最近の研究で、歯周病が糖尿病、心疾患、早産などのリスクを高めることが分かっています。

口腔内の炎症が全身に悪影響を及ぼすため、歯ぐきの健康は全身の健康とも密接に関わっています。

Q9. 歯周病になりやすい人はどんな人ですか？

A9. 以下のような方は特にリスクが高いといわれています。

• 不十分なブラッシング習慣

• 喫煙者

• 糖尿病や全身疾患がある方

• 遺伝的に歯周病になりやすい方

ただし、正しいケアで予防・改善できる場合も多いため、早めの対策が重要です。

Q10. 定期検診はどのくらいの頻度で受ければ良いですか？

A10. 歯周病は再発のリスクがあるため、3～6か月ごとの定期検診が推奨されます。

検診では、歯石やプラークの除去、歯ぐきのチェック、歯周ポケットの測定を行い、健康な歯ぐきを維持します。

Q11. 歯周病治療ではどのような処置を行いますか？

A11. 歯周病の治療は進行度に応じて段階的に行われます。

1. ブラッシング指導（TBI）

   • 患者さま一人ひとりに合った正しい歯磨き方法を指導

   • 歯ブラシの種類や毛先の当て方、磨く角度を具体的にアドバイス

2. スケーリング・ルートプレーニング

   • 歯石やプラークを専用器具で除去

   • 歯周ポケット内の汚れもきれいにして炎症を抑える

   • 1～2回の処置で改善が見込める場合も多い

3. 外科的処置（中等度～重度の場合）

   • 歯周ポケットが深く、炎症が強い場合に行う

   • フラップ手術で歯ぐきをめくり、歯根表面や骨の清掃を行う

   • 歯周組織再生療法で骨や歯ぐきの回復を目指す

Q12. 自宅でできる歯周病予防の実践法

A12. 歯科医院での処置と併せて、日々のセルフケアで歯周病の進行を防ぐことが可能です。

1. 正しい歯磨き

• 柔らかめの歯ブラシを使用

• 歯と歯ぐきの境目に毛先を45度の角度で当てる

• 軽い力で小刻みに動かす

• 最低2分以上、1日2回以上行う

2. デンタルフロス・歯間ブラシの活用

• 歯と歯の間に溜まるプラークを除去

• デンタルフロスはC字型に沿わせ、上下に動かす

• 歯間ブラシはサイズに合ったものを選ぶ

3. マウスウォッシュの利用

• 抗菌作用のあるマウスウォッシュで口腔内細菌を減らす

• 就寝前の使用で、夜間の細菌増殖を防ぐ

4. 食生活と生活習慣

• 甘いものや間食の頻度を控える

• 野菜やカルシウムを意識して摂取

• 十分な睡眠とストレス管理で免疫力を維持

• 喫煙は歯周病の進行を促進するため禁煙が望ましい

Q13. 歯周病が悪化するとどんなリスクがありますか？

A13. 歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶け、歯がぐらつきます。最悪の場合、抜歯が必要になることもあります。

また、近年の研究で以下の全身疾患との関連も明らかになっています。

• 糖尿病：血糖コントロールが悪化

• 心疾患：動脈硬化や心筋梗塞のリスク増加

• 早産・低体重児出産のリスク増加

このため、口腔ケアは健康維持の一環として非常に重要です。

Q14. 歯周病の再発を防ぐには？

A14. 歯周病は一度改善しても再発する可能性があります。再発防止のためには、以下のポイントが大切です。

• 定期的な歯科医院での検診とクリーニング（3～6か月ごと）

• 毎日の正しいブラッシングとフロス、歯間ブラシの使用

• 喫煙を控え、食生活と生活習慣を整える

• 歯周病のリスクが高い場合は、専門的なメンテナンスプランを立てる

Q15. 歯周病治療の効果はどのくらいで実感できますか？

A15. 軽度の歯肉炎であれば、1～2回のクリーニングとブラッシング改善で歯ぐきの腫れや出血が減ることが多いです。

中等度～重度の場合は、数回～数か月にわたる処置や外科的治療が必要ですが、定期的なメンテナンスを続けることで、歯ぐきの健康を長期的に維持できます。

Q16. 子どもや高齢者でも歯周病になりますか？

A16. 歯周病は成人に多いですが、子どもや高齢者でも発症します。

• 子ども：磨き残しによるプラーク蓄積が原因

• 高齢者：免疫力低下や全身疾患により進行しやすい

家族全員で口腔ケアを意識することが重要です。

Q17. 歯周病治療は痛みが心配です。どうですか？

A17. 現在の歯周病治療は、麻酔や痛みの少ない器具を用いることで、ほとんど痛みなく治療が可能です。

軽度のスケーリングやブラッシング指導ではほとんど痛みを感じません。外科的処置でも局所麻酔を行うため、安心して治療を受けられます。

 まとめ

• 歯周病は自覚症状が少なく、知らないうちに進行することが多い

• プラーク、生活習慣、喫煙、全身疾患がリスク要因

• 日々のブラッシング、デンタルフロス、歯間ブラシ、生活習慣改善で予防可能

• 定期的な歯科医院での検診・クリーニング・必要な治療で、歯ぐきと歯を守る

• 歯周病は口臭や全身疾患とも関連があるため、早めの対策が重要

大阪市都島区の津田歯科・矯正歯科では、患者さま一人ひとりの歯ぐきの状態を丁寧に診査し、最適な予防・治療プランを提案しています。

「歯ぐきの出血や腫れが気になる」「口臭が気になる」という方は、ぜひ早めにご相談ください。

津田歯科・矯正歯科

住所：大阪府大阪市都島区善源寺町1－5－37 美代志ビル1階

アクセス：大阪メトロ谷町線「都島駅」より徒歩3分

電話：06-6922-6480

Web予約：https://tsuda-dc.jp/

診療時間：平日 9:30～13:00 / 14:00～18:00

土曜 9:30～13:00 / 14:00～17:00

休診日：木曜・日曜・祝日（GW・お盆・年末年始あり）

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