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歯磨きをしっかりしているのに虫歯になるのはなぜ?|都島区の津田歯科・矯正歯科
はじめに
おはようございます、大阪市都島区の津田歯科・矯正歯科です🦷✨
毎日欠かさず歯磨きをしているのに、定期検診で「虫歯があります」と言われてショックを受けた経験はありませんか?
「しっかり磨いているのになぜ…?」と思う方は少なくありません。
実は、虫歯は 歯磨きの回数や時間だけでは完全に防げない病気です。
この記事では、歯磨きをしていても虫歯になってしまう原因や、虫歯を防ぐために必要な正しいケアについて詳しく解説します。
虫歯ができる仕組み
まず、虫歯がどのように進行するのかを知っておきましょう。
プラーク(歯垢)が歯に付着
プラークの中にはミュータンス菌などの虫歯菌が住みついています。糖分を摂取すると酸を産生
虫歯菌は食べ物の糖分を分解して酸を作り出します。酸によって歯の表面(エナメル質)が溶ける
これを「脱灰」といい、虫歯の始まりです。再石灰化が追いつかないと虫歯に進行
唾液の作用で修復されることもありますが、バランスが崩れると虫歯が進んでしまいます。
つまり、虫歯は 「細菌」「糖分」「歯の質」「時間」 の4つの要素が揃って発生する病気です。
どれか一つでもコントロールできれば、虫歯のリスクは大幅に減らすことができます。
歯磨きをしていても虫歯になる原因
1. 歯ブラシだけでは落とせない汚れがある
歯磨きはとても大切ですが、歯ブラシだけでは60〜70%程度の汚れしか落とせないといわれています。
特に以下の部分は磨き残しが多くなりがちです。
歯と歯の間
奥歯の溝(咬合面)
歯と歯ぐきの境目
そのため、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することが重要です。
2. 歯磨きの「方法」に問題がある
「毎日3回磨いています!」という方でも、磨き方が自己流だと虫歯予防効果は半減します。
ゴシゴシ強く磨いても、歯と歯の間や奥歯の溝の汚れは落ちない
磨く順番がバラバラで、同じ部分ばかり磨いてしまう
歯磨き粉をたくさんつけすぎて、短時間で終わってしまう
歯科医院では、一人ひとりの歯並びに合った「正しいブラッシング指導」を受けることができます。
3. 唾液の量や質の違い
唾液には「自浄作用」と「再石灰化作用」があり、虫歯予防に欠かせません。
しかし、以下のような方は唾液が少なく、虫歯リスクが高まります。
加齢によって唾液分泌量が減少している
薬の副作用で口が乾きやすい(抗うつ薬・降圧薬など)
ストレスや口呼吸の習慣がある
このような場合は、唾液を増やす工夫やフッ素の活用が効果的です。
4. 食生活の影響
「甘いものは控えている」という方でも、食べ方によっては虫歯リスクが高くなります。
飴やガムを長時間口に含んでいる
清涼飲料水を少しずつ何度も飲む
夜食や間食の回数が多い
虫歯は「糖の量」よりも「糖が口に入っている時間」の方が影響します。
ダラダラ食べを避けることが虫歯予防のポイントです。
5. 歯並びや噛み合わせの問題
歯並びがガタガタしていると、歯ブラシの毛先が届きにくく、どうしても磨き残しが増えます。
また、噛み合わせが悪いと特定の歯に力が集中し、その部分の歯が弱って虫歯になりやすくなります。
こうした場合、矯正治療で歯並びを整えることが虫歯予防にもつながるのです。
6. 遺伝や歯の質
実は虫歯になりやすいかどうかは 歯の質やエナメル質の強さにも影響されます。
「同じ生活習慣でも虫歯になりやすい人、なりにくい人がいる」のはこのためです。
ただし、遺伝的な要素があるとしても、予防法を徹底すれば虫歯を防ぐことは可能です。
虫歯を防ぐための効果的な方法
1. フッ素を取り入れる
フッ素には「歯の再石灰化を促す」「歯を酸に強くする」という効果があります。
フッ素入り歯磨き粉
フッ素洗口液
歯科医院でのフッ素塗布
を積極的に取り入れることで、虫歯予防効果が高まります。
2. 定期的な歯科検診
歯磨きが上手でも、自分では落としきれない汚れがあります。
歯科医院での**プロフェッショナルクリーニング(PMTC、エアフローなど)**を定期的に受けることで、虫歯の原因となるバイオフィルムを除去できます。
3. 食生活の工夫
間食の回数を減らす
水やお茶を中心に飲む
食後にキシリトールガムを噛む
といった工夫で、口の中の酸性時間を短くすることができます。
4. 自分に合ったブラッシング法を身につける
歯並びや歯の形は一人ひとり違うため、自分に合った磨き方を歯科医院で指導してもらうことが大切です。
歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシも習慣にしましょう。
歯磨きをしているのに虫歯になる原因をさらに深掘り
1. 唾液の質や量が影響する
虫歯予防において重要な役割を担っているのが「唾液」です。
唾液には、食べ物の酸を中和する働き(緩衝能)や、歯の再石灰化を助ける働きがあります。しかし人によって唾液の量や質には違いがあります。
唾液量が少ない人
ドライマウス(口腔乾燥症)傾向があると、歯の再石灰化が十分に行われず、虫歯リスクが高くなります。緩衝能が弱い人
酸を中和する力が弱いと、口腔内が酸性環境に傾きやすく、歯が溶けやすい状態になります。
唾液検査を行うことで自分の口腔環境を知り、それに応じた予防策を立てることが大切です。
2. フロスや歯間ブラシを使っていない
「歯磨きは毎日しているけれど、フロスは使っていない」という方は意外に多いです。
しかし、歯ブラシだけでは歯と歯の間のプラーク(歯垢)の約60%しか除去できないといわれています。
歯ブラシ…表面や大きな部分の清掃に有効
フロス…歯と歯の間(隣接面)のプラーク除去に必須
歯間ブラシ…歯ぐきが下がって隙間が広がった部分の清掃に効果的
このように道具を組み合わせることで、ようやく「磨き残しゼロ」に近づくのです。
3. 就寝前のケア不足
「寝る前に磨いているから大丈夫」と思っていても、磨き方が不十分だと虫歯のリスクは残ります。
特に就寝中は唾液の分泌が大幅に減少するため、虫歯菌が活動しやすくなります。
就寝前は時間をかけて丁寧に磨き、必要に応じてフッ素ジェルやマウスウォッシュを使うと効果的です。
4. 食生活の影響は想像以上に大きい
歯磨きをしていても虫歯になる方の多くに共通しているのが「食生活」です。
間食が多い
甘い飲み物を日常的に飲む
夜食を習慣的にとる
これらは口の中を長時間「酸性状態」に保ち、歯の表面が溶けるリスクを高めます。
「食べる回数」を減らし、食後は水で口をすすぐなど、日常の工夫が重要です。
5. 歯並びや噛み合わせの問題
歯並びが悪いと歯ブラシの毛先が届きにくく、磨き残しが多くなります。
また、噛み合わせが不正だと一部の歯に負担がかかり、歯の表面が欠けたり、詰め物の隙間から虫歯が再発することもあります。
矯正治療やかみ合わせ治療は、見た目の改善だけでなく虫歯・歯周病予防にもつながるのです。
6. 詰め物や被せ物の隙間
一度治療した歯も油断は禁物です。
被せ物や詰め物と歯の間には経年的に隙間が生じ、そこから虫歯菌が侵入することがあります。これを「二次カリエス」と呼びます。
定期的なメンテナンスでレントゲン撮影やチェックを行い、早期に異常を見つけることが再治療を防ぐカギとなります。
7. 生活習慣病との関わり
糖尿病や骨粗しょう症などの全身疾患も虫歯や歯周病に影響を与えます。
血糖コントロールが不良だと口腔内環境が悪化しやすく、治療をしても再発リスクが高まります。
歯の健康と全身の健康は密接に関わっているため、医科と歯科が連携した管理が望ましい場合もあります。
まとめ
「歯磨きをしっかりしているのに虫歯になる」その理由は、
歯ブラシだけでは落としきれない汚れがある
磨き方が正しくない
唾液の量や質が影響している
食生活や生活習慣に原因がある
歯並びや歯の質による違い
など、多くの要素が関係しています。
虫歯を本当に予防するためには、歯磨き+フロス+定期検診+生活習慣の改善が必要です。
都島区で虫歯予防・検診をご希望の方は、ぜひ津田歯科・矯正歯科へご相談ください。
患者さま一人ひとりに合わせた予防プランをご提案し、将来にわたって健康な歯を守るお手伝いをいたします✨
津田歯科・矯正歯科の医院情報
津田歯科・矯正歯科
住所:大阪府大阪市都島区善源寺町1-5-37 美代志ビル1階
アクセス:大阪メトロ谷町線「都島駅」より徒歩3分
電話:06-6922-6480
Web予約:https://tsuda-dc.jp/
診療時間:平日 9:30~13:00 / 14:00~18:00
土曜 9:30~13:00 / 14:00~17:00
休診日:木曜・日曜・祝日(GW・お盆・年末年始あり)
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休診日:木曜・日曜・祝日(GW・お盆・年末年始あり)
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