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【津田歯科・矯正歯科解説】歯の詰め物が取れた!痛みがない場合も要注意?正しい対処法と応急処置を徹底解説
おはようざいます、大阪市都島区、都島駅近くの「津田歯科・矯正歯科」です。
患者さんからよくいただくお悩みの1つに、「歯の詰め物が急に取れてしまった!」というものがあります。
特に痛みがない場合、「そのまま放っておいても大丈夫かな?」と心配になる方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、痛みがない場合でも、詰め物が取れたら必ず歯科医院を受診してください。放置すると、虫歯が進行したり、歯が割れてしまったりして、もっと大変な治療が必要になる可能性があります。
この記事では、歯の詰め物が取れてしまった時に「まず何をすべきか」「絶対にやってはいけないこと」「歯科医院での治療の流れ」など、皆さんが抱える疑問や不安を解消するために、歯科医師の立場から詳しく解説しますします。
知っておくべき情報を余すところなくお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
1. 歯の詰め物が取れた!最初にすべきこと【取るべき行動リスト】
詰め物が取れた時、慌てずに以下のステップで行動しましょう。
ステップ1:取れた詰め物を見つける・保管する
取れた詰め物は、捨てずに必ず保管してください。特に保険適用外の詰め物(金歯やセラミックなど)は高価な素材でできており、きれいに取れていればそのまま再装着できる可能性が高いです。
- 保管方法:小さなビニール袋やタッパーなどの清潔な容器に入れて保管します。ティッシュに包むと、間違えて捨ててしまうリスクが高くなるため注意しましょう。
ステップ2:口の中を軽くゆすぐ
口の中を水で軽くゆすぎ、食べかすや取れた詰め物の破片などを取り除きます。この時、歯ブラシでゴシゴシ磨いたり、強くうがいしすぎたりしないように注意してください。
ステップ3:患部を清潔に保つ
詰め物が取れた部分の歯は、象牙質(ぞうげしつ)という柔らかい層が露出していることが多く、虫歯になりやすい状態です。
- 歯磨き:通常の歯磨きは続けますが、詰め物が取れた部分は刺激を与えすぎないよう、優しく丁寧にブラッシングしてください。
- デンタルフロス・歯間ブラシ:患部周辺の清掃も忘れずに行いましょう。
ステップ5:すぐに歯科医院に連絡する
これが最も重要なステップです。自己判断で放置せず、できるだけ早く「津田歯科・矯正歯科」にご連絡ください。
- 連絡時に伝えるべきこと:
- 詰め物が取れたこと
- 取れた詰め物はどこの歯のものか
- 痛みやしみなどの症状があるか、ないか
- 取れた詰め物を保管しているか
2. 痛みがない場合でも放置はNG!その理由とは?
「痛みがないから大丈夫」と思いがちですが、それは大きな間違いです。痛みがないうちに受診することが、将来の歯の健康を守る鍵となります。
理由1:虫歯の急速な進行
詰め物の下は、以前虫歯治療をした部分です。詰め物が取れることで、その部分がむき出しになり、飲食物に含まれる糖分や細菌が直接触れるようになります。象牙質はエナメル質よりも柔らかいため、虫歯が急速に進行するリスクが高まります。
理由2:歯が欠ける・割れるリスク
詰め物が取れた歯は、強度が低下しています。食事の際にかかる力で、残っている歯の部分が欠けたり、最悪の場合、歯の根元から割れてしまったりする可能性があります。こうなると、詰め物どころか歯自体を抜歯しなければならない事態にもなりかねません。
理由3:噛み合わせの変化
詰め物がなくなった隙間を放置すると、隣の歯が傾いたり、噛み合っていた上下の歯が伸びてきたりして、噛み合わせ全体がずれてしまうことがあります。一度ずれた噛み合わせを元に戻すのは大変な治療が必要です。
理由4:知覚過敏を引き起こす可能性
露出した象牙質には、神経につながる無数の小さな穴(象牙細管)があります。ここに冷たいものや甘いものが触れると、ツーンとした知覚過敏の症状が出やすくなります。
3. 詰め物が取れた時のNG行動【絶対やらないで!】
良かれと思ってやったことが、かえって症状を悪化させる可能性があります。以下の行動は絶対に避けてください。
NG行動1:自分で詰め物を接着する
市販の接着剤(瞬間接着剤など)を使って、自分で詰め物を歯に戻そうとするのは絶対にやめてください。
- 危険な理由:
- 市販の接着剤は人体への安全性が確認されていません。
- 接着剤が原因でアレルギーや炎症を引き起こす可能性があります。
- 詰め物と歯の間に隙間ができ、そこから細菌が侵入して虫歯が急速に進行します。
- 歯科医院で詰め物を外せなくなり、治療が困難になります。
NG行動2:放置する
前述の通り、痛みがないからといって放置するのは最も危険な行為です。
NG行動3:取れた詰め物を捨てる
もったいないだけでなく、治療の選択肢を狭めることになります。必ず保管してください。
NG行動4:患部で食べ物を噛む
取れた部分で食べ物を噛むと、歯が欠けたり割れたりするリスクが高まります。また、食べかすが詰まりやすくなり、不衛生になります。
NG行動5:指や舌で触りすぎる
気になる気持ちは分かりますが、指や舌で触りすぎると、細菌が侵入したり、歯茎を傷つけたりする原因になります。
4. 応急処置としてできること【あくまで一時しのぎ】
当院を受診するまでの間、不快感を軽減し、患部を保護するための「一時的な応急処置」はあります。ただし、これらは治療の代わりにはなりません。
食事の注意点
- 患部と反対側で噛む:取れた歯に負担をかけないように、反対側の歯で食事をしましょう。
- 硬いもの・粘着性のあるものを避ける:キャラメルやガム、硬いおせんべいなどは、残っている歯に余計な負担をかけたり、患部にくっついてトラブルを引き起こしたりする可能性があります。
5. 当院での治療の流れとよくある質問
「津田歯科・矯正歯科」では、どのような治療が行われるのでしょうか。一般的な流れと、患者さんからよくある質問にお答えします。
5-1. 当院での治療の流れ
- 診察・検査:まずは取れた部分の歯の状態を診察します。レントゲン撮影を行い、詰め物の下で虫歯が進行していないか、歯の根元に問題がないかなどを確認します。
- 清掃・虫歯治療:もし虫歯が進行していた場合は、古いセメントや虫歯を丁寧に取り除き、削る治療を行います。
- 詰め物の再装着、または新しい詰め物の作製:
- 再装着:取れた詰め物自体に問題がなく、歯の状態も良ければ、新しい歯科用セメントで再装着します。
- 新しい作製:詰め物が破損している場合、または歯の形が変わってしまっている場合、虫歯が大きくなっている場合は、型取りをして新しい詰め物を作製します。当院では、保険適用のものから、見た目が自然で長持ちするセラミック治療(セレックシステム導入)まで、患者様のご希望やご予算に応じてご提案しております。
- 噛み合わせの調整:詰め物を装着した後、噛み合わせの調整を行い、治療完了となります。
5-2. よくある質問Q&A
Q. 取れた詰め物は持っていくべきですか?
**A. はい、必ずお持ちください。**再利用できる可能性があります。
**A. はい、必ずお持ちください。**再利用できる可能性があります。
Q. 痛みがないのですが、行かなくても大丈夫ですか?
**A. いいえ、必ず受診してください。**痛みがないうちに治療する方が、治療期間も費用も抑えられます。
**A. いいえ、必ず受診してください。**痛みがないうちに治療する方が、治療期間も費用も抑えられます。
Q. 治療費はどれくらいかかりますか?
**A. 歯の状態や治療内容によって異なります。**詰め物を再装着するだけであれば、保険診療で数百円〜千円程度で済むことが多いです。新しい詰め物を作る場合や、虫歯治療が必要な場合は、費用が変わってきます。詳しくはお気軽にお尋ねください。
**A. 歯の状態や治療内容によって異なります。**詰め物を再装着するだけであれば、保険診療で数百円〜千円程度で済むことが多いです。新しい詰め物を作る場合や、虫歯治療が必要な場合は、費用が変わってきます。詳しくはお気軽にお尋ねください。
Q. 仕事が忙しくてすぐに行けません。週末まで待っても大丈夫ですか?
**A. できるだけ早く受診してください。**週末まで放置することで、歯が欠けたり、虫歯が進行したりするリスクが高まります。当院は土曜日も診療しておりますので、平日の受診が難しい方はご活用ください。
**A. できるだけ早く受診してください。**週末まで放置することで、歯が欠けたり、虫歯が進行したりするリスクが高まります。当院は土曜日も診療しておりますので、平日の受診が難しい方はご活用ください。
6. 詰め物が取れる原因と予防法
そもそも、なぜ詰め物は取れてしまうのでしょうか?主な原因と予防法を知っておくことで、再発を防ぐことができます。
主な原因
- 接着剤の経年劣化:詰め物を歯に接着しているセメントは、長年使っていると唾液などで少しずつ劣化し、接着力が弱まります。これが最も多い原因です。
- 二次虫歯(詰め物の下の虫歯):詰め物と歯の境目から細菌が侵入し、見えない部分で虫歯が進行すると、詰め物が浮いてきて取れてしまいます。
- 噛み合わせの不調和:特定の歯に強い力がかかっていると、詰め物が外れやすくなります。
- 歯ぎしり・食いしばり:就寝中の歯ぎしりや食いしばりは、歯や詰め物に大きな負担をかけます。
予防法
- 定期的な歯科検診:これが一番重要です。当院での定期検診で詰め物の状態や噛み合わせをチェックし、早期に対処することで、詰め物が取れるのを未然に防げます。

- 丁寧な歯磨きとセルフケア:詰め物の周りも丁寧にケアし、二次虫歯を防ぎましょう。デンタルフロスや歯間ブラシの活用は必須です。

- ナイトガード(マウスピース)の使用:歯ぎしりや食いしばりがある方には、ナイトガードの作製をおすすめしています。

7. まとめ:大阪市都島区・都島駅近くの津田歯科・矯正歯科へお早めに
歯の詰め物が取れた時は、誰でも不安になるものです。しかし、正しい知識を持って冷静に対処すれば大丈夫です。
「痛みがないから大丈夫」は絶対にNG。取れた詰め物は捨てずに保管し、できるだけ早く当院を受診してください。放置は、治療をより複雑にし、大切な歯を失う原因にもなりかねません。
当院では、詰め物が取れてお困りの方のために、可能な限り急患対応も行っております。大阪市都島区で歯のトラブルにお悩みの方、京橋駅周辺で歯科医院をお探しの方は、いつでもお気軽にご相談ください。皆さんの歯の健康を守るお手伝いができれば幸いです。

津田歯科・矯正歯科の医院情報
津田歯科・矯正歯科
住所:大阪府大阪市都島区善源寺町1-5-37 美代志ビル1階
アクセス:大阪メトロ谷町線「都島駅」より徒歩3分
電話:06-6922-6480
Web予約:https://tsuda-dc.jp/当院のInstagramはこちら:https://www.instagram.com/tsudadentalclinic5824/
診療時間:平日 9:30~13:00 / 14:00~18:00
土曜 9:30~13:00 / 14:00~17:00
休診日:木曜・日曜・祝日(GW・お盆・年末年始あり)
津田歯科・矯正歯科
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