スタッフブログ

歯周病治療を途中で中断するのは絶対にNG!放置が招く恐ろしいリスクとは?【大阪市都島区の津田歯科・矯正歯科】

「歯茎の腫れが引いたから大丈夫」
「痛みがなくなったし、忙しいから通院をやめよう」
「前よりも綺麗になってので一旦お休みしよう」
「あとちょっとぐらいの腫れはそのままでいいか」
 
大阪市都島区にある津田歯科・矯正歯科で歯周病治療を始めたものの、症状が落ち着いたことで自己判断で通院を中断してしまう方は少なくありません。しかし、歯周病治療の途中中断は、あなたの歯の寿命を大きく縮め、将来的に抜歯につながる非常に危険な行為です 。
この記事では、なぜ歯周病治療を途中で中断してはいけないのか、そして放置することでどのようなリスクが生じるのかを、わかりやすく詳しく解説します。
 

 
1. 歯周病とは?治療の目的をおさらい
歯周病は、歯周ポケットに溜まったプラーク(歯垢)内の細菌によって引き起こされる感染症です 。これらの細菌が歯茎に炎症を起こし、進行すると歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてしまいます 。
当院(津田歯科・矯正歯科)での歯周病治療の主な目的は、歯周病の原因となる細菌を徹底的に除去し、病気の進行を食い止めることにあります 。具体的には、以下の二本柱で進められます。
削る量を最小限に 
  • プロフェッショナルケア(津田歯科・矯正歯科での治療):歯石除去、歯周ポケットの清掃、ブラッシング指導など 。
  • セルフケア(ご自宅でのケア):当院で指導された正しい歯磨き方法の実践。
この両輪が揃って初めて、歯周病は改善へと向かいます 。治療の過程で「痛みがなくなる」のは、炎症が一時的に落ち着いただけで、原因菌が完全にいなくなったわけではないのです。
 
2. 治療を中断すると何が起こる?5つの大きなリスク
治療を途中でやめてしまうと、せっかく改善し始めたお口の中の環境は、あっという間に元の悪い状態に戻ってしまいます。
 
リスク1:歯周病が急速に悪化する(最も危険!)
治療中断の最大のリスクは、歯周病の再燃と急速な悪化です 。
当院で歯石除去を行っても、歯の表面や歯周ポケットの奥にはまだ細菌が残っています。治療を中断すると、残った細菌が再び増殖し、歯石もすぐに再形成されます 。歯石は細菌の温床となるため、炎症がぶり返し、歯を支える骨の破壊がさらに進んでしまいます 。
「痛みが引いた」と感じたのはつかの間、気づいた時には症状がさらに進行している、というケースがほとんどです。
歯周病の進行がある程度されている方で、10年後のお久しぶりのご来院で歯がほとんど残せない状態になってしまったような患者さんもおられます。
 
リスク2:治療が長引き、費用も余計にかかる
治療を中断し、症状が悪化してから再び当院を訪れると、中断前よりも治療の規模が大きくなります。初期〜中等度の歯周病であれば数回のクリーニングで済んだものが、重度に進行すると外科手術が必要になることもあります。
結果として、通院回数も増え、治療にかかる期間は長引き、費用も高額になってしまいます 。最初に最後まで治療を続けていれば、時間も費用も抑えられたはずです。
 
リスク3:治療中の歯がさらに悪化する(抜歯のリスク増大)
治療途中の歯は、非常にデリケートな状態です。
  • 仮詰め・仮歯の状態:治療途中の歯には、細菌の侵入を防ぐために「仮詰め」や「仮歯」が施されています 。しかし、これらはあくまで一時的なもので、長期使用を前提としていません。放置すると、隙間から細菌が侵入し、新たな虫歯ができたり、歯の神経が汚染されたりしてしまいます 。
  • 神経を取った歯:神経を取る治療(根管治療)の途中で中断すると、内部が空洞のまま放置され、感染が再発します。最終的に、歯根が割れてしまったりして、抜歯しか選択肢がなくなる可能性が高まります 。
 
リスク4:歯を失う可能性が高まる
歯周病は、日本人が歯を失う原因の第1位です。治療を中断し、骨の破壊が進んでしまうと、歯がグラグラになり、最終的に抜歯せざるを得なくなります 。
一度失った天然歯は戻ってきません。歯を失うと、ブリッジや入れ歯、インプラントといった治療が必要になり、身体的にも経済的にも大きな負担となります。
 
リスク5:全身の健康にも悪影響が及ぶ
お口の健康は、全身の健康と深く関わっています。歯周病菌は、血管を通って全身に運ばれ、以下のような疾患のリスクを高めることが知られています。
  • 糖尿病の悪化
  • 心筋梗塞・脳梗塞のリスク増加
  • 誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)
  • 早産・低体重児出産
治療を中断し歯周病を放置することは、お口の中だけでなく、あなた自身の全身の健康を脅かすことにもつながるのです。
 
3. 中断してしまう理由と、津田歯科・矯正歯科からのお願い
「仕事が忙しい」「痛くないから」といった理由で中断されるお気持ちはよく分かります 。しかし、その判断が将来の歯の喪失につながるとしたら、少し立ち止まって考えてみてください。
 
津田歯科・矯正歯科からのお願い
  • 痛みが引いても通院を続けてください:症状の緩和は治療の途中経過であり、ゴールではありません。
  • 通院が難しい場合は相談してください:仕事や家庭の事情で予約通りに来院できない場合は、事前に受付や歯科医師にご相談ください。治療計画の見直しや、次の予約までの応急処置など、できる限りの対応をいたします。
  • セルフケアもプロケアも大切:ご自宅での歯磨きと、当院での専門的なケアはセットです 。どちらが欠けても治療は成功しません
4. 津田歯科・矯正歯科が提供する、中断させないためのサポート体制
「治療を続けたい気持ちはあるけれど、やっぱり通院のハードルが高い」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。津田歯科・矯正歯科では、患者様が安心して最後まで治療を続けられるよう、以下のようなサポート体制を整えています。
 
予約の柔軟な調整
お仕事やご家庭の事情で定期的な通院が難しい場合でも、まずはご相談ください。私たちは患者様一人ひとりのライフスタイルに合わせて、治療計画や予約日程を柔軟に調整するよう努めます。急な予定変更にもできる限り対応し、通院のストレスを軽減します。
 
分かりやすい説明とモチベーション維持
治療の現状や今後の見通しを明確にご説明し、治療の「今」を知っていただくことで、患者様のモチベーション維持に努めます。治療のゴールが見えにくいと中断したくなる気持ちも分かりますが、「次は歯茎の炎症がここまで収まります」「次は歯石を全て取り除けます」といった具体的な目標を共有することで、治療への意欲を高めます。
 
痛みに配慮した治療
歯周病治療、特に歯石除去の際は、人によっては痛みを伴うことがあります。当院では、患者様の痛みに最大限配慮し、必要に応じて麻酔を使用するなど、リラックスして治療を受けていただけるよう努めています。痛みが不安で通院をためらっている方も、ご安心ください。
 
治療後のメンテナンス体制(予防歯科)
歯周病治療は、治療が完了したら終わりではありません。健康な状態を維持するためには、定期的なメンテナンス(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング:PMTC)が不可欠です。当院では、治療後も定期検診のご案内や、専門の歯科衛生士による丁寧なクリーニングとブラッシング指導を行い、再発防止を徹底的にサポートします。治療後も長くお口の健康を守り続けるパートナーとして、患者様と寄り添います。
 
まとめ
歯周病治療を途中で中断することは、百害あって一利なしです。一時的な痛みの軽減に騙されず、大切な歯を守るために、最後まで治療をやり遂げましょう。
もし、以前治療を中断してしまった経験がある方も、決して遅すぎることはありません。気づいた今が、治療再開のベストなタイミングです。お口の健康、そして全身の健康を守るために、ぜひ勇気を出して大阪市都島区の津田歯科・矯正歯科にご相談ください。私たちが最後までしっかりとサポートいたします。
 
医院外観

津田歯科・矯正歯科の医院情報

津田歯科・矯正歯科

住所:大阪府大阪市都島区善源寺町1-5-37 美代志ビル1階

アクセス:大阪メトロ谷町線「都島駅」より徒歩3分

電話:06-6922-6480

Web予約:https://tsuda-dc.jp/当院のInstagramはこちら:https://www.instagram.com/tsudadentalclinic5824/

診療時間:平日 9:30~13:00 / 14:00~18:00

土曜 9:30~13:00 / 14:00~17:00

休診日:木曜・日曜・祝日(GW・お盆・年末年始あり)

津田歯科・矯正歯科

RECENT POSTS最近の投稿

TAGタグ