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【ブログ記事】マウスピース矯正で22時間装着しないと歯はどうなる?歯科医師が詳しく解説

おはようございます、大阪市都島区、地下鉄谷町線「都島駅」4番出口から徒歩3分の場所にある津田歯科・矯正歯科です🦷✨
 
目立たずに歯並びを整えられることで人気のマウスピース矯正(インビザラインなど)。
 
当院でも、都島区周辺にお住まいの多くの患者様が治療に取り組まれています。
マウスピース矯正を始める際、必ず歯科医師から「毎日20〜22時間以上は必ず装着してください」と説明を受けます。
しかし、お仕事の都合や外食、うっかり忘れてしまうなどの理由から、
 
「1日くらいサボっても大丈夫かな?」
「もし22時間装着しなかったらどうなるの?」
 
と不安に思う方も少なくありません。
 
そこで今回は、マウスピース矯正で推奨される装着時間を守れなかった場合、「歯とお口のなかに何が起きるのか」について、歯科医師の視点から詳しく解説します。万が一、装着時間が足りなかったときの応急処置や対策もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
 

1. マウスピース矯正の「1日22時間装着」が必要な理由とは?

マウスピース矯正は、従来のワイヤー矯正とは異なり、患者様ご自身で取り外しができる点が大きなメリットです。
しかし裏を返せば、「装着している時間しか歯が動かない」治療法でもあります。ワイヤー矯正では患者さんが取り外しができないため24時間歯に矯正力がかかっています。しかし、マウスピースは患者さんがつける時間を守らなければその守っていない時間はずっと歯に矯正力はかかりません。つまりその時間はずっと矯正は進んでいません。

歯が動く仕組み(骨のリモデリング)

歯に持続的な微弱な力が加わることで、歯を支えている骨(歯槽骨)が吸収と再生を繰り返し、少しずつ歯が移動していきます。この現象を「骨のリモデリング」と呼びます。

骨が変化して歯が定着するには、「絶え間なく力がかかり続けている状態」が必要です。
そのため、食事や歯磨きの時間(1日約2時間)を除いた「22時間」が、効率よく歯を動かすための理想的な基準となるのです。
マウスピースの装着時間が22時間に満たなければ基本的には後戻りするのも早いですし、そもそも歯が動きません。

2. 22時間装着しないと歯はどうなる?4つのリスク

もし1日の装着時間が22時間に満たなかった場合、あるいは数日間サボってしまった場合、以下のような重大なリスクが生じます。
 

① 歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起きる

人間の体には、変化を嫌い元の状態に戻ろうとする「恒常性(ホメオスタシス)」があります。
矯正中の歯も同様で、マウスピースを外している時間が長くなると、せっかく動いた歯が驚くほどのスピードで元の位置に戻ろうとします(後戻り現象)。

1日サボっただけでも、それまで数日かけて動かした分の努力が帳消しになってしまうことがあるのです。
数日もつけなければマウスピースが合わなくなります。
 

② 次のマウスピースが入らなくなる(浮いてしまう)

マウスピース(アライナー)は、1ステップごとに「現在の歯並びより少しだけ進んだ未来の形」で作られています。

装着時間が足りず歯が予定通りに動いていない状態で、次のステップのマウスピースに進もうとしても、「きつくて入らない」「マウスピースと歯の間に隙間ができて浮いてしまう」というトラブルが起こります。
1枚目のマウスピースでここまで動く、次の2枚目でここまで動く・・・と設計が決まっています。
 

③ 治療期間が大幅に延びる

歯が計画通りに動かなくなると、現在のステップをもう一度やり直したり、最悪の場合は「歯型の採り直し(クリンチェックの再シミュレーション)」が必要になります。

新しいマウスピースが届くまで治療がストップしてしまうため、数日間のサボりが原因で、治療期間が数ヶ月単位で延びてしまうことも珍しくありません。
そして期間も延びてしまいますが、治療費も追加でかかることになります。
 

④ 強い痛みや歯根吸収のリスクが高まる

計画からズレてしまった歯並びに対して、無理にマウスピースをはめ込もうとすると、想定以上の過剰な負荷が歯にかかります。これにより、強い痛みを感じるだけでなく、歯の根っこが短くなってしまう「歯根吸収」や、最悪の場合は歯の神経が死んでしまうといった、健康上のリスクを引き起こす恐れがあります。
 
 

3. 【ケース別】装着時間が足りなかったときの症状と影響

「22時間守れなかった」といっても、数時間の不足から数日間の放置まで状況は様々です。それぞれのケースで歯にどのような影響が出るのかを解説します。
 

装着しなかった期間歯への影響と予測される症状
数時間(例:1日15時間しか着けられなかった)翌日装着した際、いつもより「締め付け感」や「きつさ」を感じることがあります。
丸1日(24時間)微細な「後戻り」が始まっています。次のステージのマウスピースに変える際、浮きが生じる原因になります。
3日〜1週間歯が目に見えて後戻りしている可能性が高いです。現在のアライナーすら入らなくなるか、強い痛みを伴います。
1週間以上完全に治療計画からズレています。自力でのリカバリーは不可能なため、歯科医院での再設計が必要です。

 


4. 万が一、装着時間が足りなかったときの3つの応急処置

「旅行でどうしても外す時間が長くなってしまった」「着けずに寝てしまった」という場合の、適切な対処法をまとめました。
 

① 現在のマウスピースの装着期間を「数日」延長する

1日の装着時間が足りなかった場合は、ご自身の判断で次のステップへ進んではいけません。担当医の指示を仰ぐのが原則ですが、一般的には「装着時間が足りなかった日数分、現在のマウスピースの着用期間を延ばす」ことで、歯の動きを追いつかせます。
 

② アライナー(チューイー)をしっかり噛む

マウスピースをはめる際は、手でパチンとはめ込むだけでは不十分です。ロール状のシリコンエラストマーである「チューイー」をしっかり噛み込み、歯とマウスピースを100%密着させてください。 特に装着時間が短くなってしまった後は、いつも以上に念入りに(1回5分以上)チューイーを噛むことがリカバリーの鍵となります。
 

③ 自己判断で古いマウスピースに戻さない

「今のアライナーが入らないから」といって、2つや3つ前の過去のマウスピースに自己判断で戻すのは危険です。歯に複雑な負荷がかかり、トラブルを悪化させることがあります。
必ず歯科医師に相談をしてください。歯科医師で今の状態を確認し、判断を行います。
 

5. 【重要】リカバリーできないと感じたらすぐに当院へご相談を

以下のような状態になった場合は、ご自宅でのリカバリーは不可能です。すぐに都島区の津田歯科・矯正歯科へご連絡ください。
  • マウスピースが浮いてしまい、チューイーを噛んでも密着しない
  • 新しいマウスピースを入れるときに、我慢できないほどの激痛がある
  • マウスピースを紛失、または破損してしまった
当院では、口腔内スキャナーを用いて現在の歯の状態を精密に確認し、必要に応じてスムーズにリカバリーのための計画修正(再シミュレーション)を行います。サボってしまったことを気まずく思う必要はありません。治療を最善の形で進めるために、一刻も早いご相談が大切です。これを怠ってしまうと矯正治療もうまくいきませんし、治療期間も治療費も余分にかかってしまいます。

6. まとめ:22時間の壁を乗り越えて理想の美しい歯並びへ

マウスピース矯正の成功は、患者様の「装着時間への意識」にかかっていると言っても過言ではありません。
1日22時間の装着を維持するためには、「食事を終えたらすぐに歯を磨いてはめる」というルーティンを生活の一部にすることが大切です。
大阪市都島区の津田歯科・矯正歯科では、インビザラインをはじめとした目立たないマウスピース矯正に力を入れています。
治療中の不安や「装着時間を守れるか心配」といったお悩みにも、お一人おひとりのライフスタイルに寄り添って丁寧にお答えします。
「私の歯並びもマウスピースで治せる?」「費用や期間はどれくらい?」と気になった方は、ぜひ一度、当院の無料カウンセリングへお気軽にお越しください。
 

監修者

津田 祐 | Yu Tsuda


徳島大学歯学部卒業後、大阪大学歯学部口腔治療科にて研修修了。

その後、歯科医院にて保険診療から自費診療まで臨床経験を数多く積む。
2015年に「津田デンタルクリニック(現:津田歯科・矯正歯科」を開院。

地域に密着した“予防重視”の診療を軸に、幅広い世代の患者に寄り添う歯科医療を提供している。
また、本多正明先生に師事し、包括治療を得意としており歯科医師に対して講演やセミナーを開催している

【略歴】


2008年 徳島大学歯学部卒
2009年 大阪大学歯学部口腔治療科 研修修了
2011年 西宮市 ヒロデンタルクリニック 勤務
2015年9月 津田デンタルクリニック開院

【所属学会】


日本臨床歯科学会大阪支部 理事
• Team COKI (Comprehensive Occlusal Knowledge of Interest)(旧古希の会) 副会長
GPO 会長(2023年11月~)
ITI StudyCLub阪神Codirector
•大阪SJCDレギュラーコースインストラクター
日本臨床歯周病学会
日本歯周病学会
SAFE 理事
OJ正会員
• 咬合補綴治療計画セミナー 講師

【出版・執筆歴】

包括的補綴臨床 診断と治療 医歯薬出版


• 包括的補綴臨床 診断と治療/医歯薬出版
• 咬合に配慮した全顎的修復症例 5
 下顎両側遊離端欠損症例に矯正治療前にインプラント治療を先行し,咬合再構成を行った症例/歯界展望 Vol.145 No.5
• 矯正診断が導く包括的治療計画 審美と咬合の最適化を図った症例報告/デンタルダイヤモンド
• 歯科技工士がセットアップ模型を依頼された場合の対応―コミュニケーションと製作上の注意点―/QDT
• インプラントの補綴設計に必要となる“3つのコンセプト”“欠損パターン”──咬合支持指数を用いた欠損歯列の評価/日本歯科評論
• 歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士の三位一体で臨む歯周病治療~大阪SJCD 誌上セミナー~ 7 歯周病患者における矯正治療/歯界展望 最新号:Vol.148 No.1

【学会発表】


2022年9月15日 GPOミニレクチャー
2022年11月25日.26日 日本臨床歯科学会合同例会in広島
2023年2月21日 OMJPandD 座長
2023年3月27日 coki tokyo 発表
2023年4月5日 大阪医専講義「審美と矯正」
2023年4月20日 coki インサービス
2023年5月21日 大阪SJCD衛生士部オンラインスクール 第1回「本質的な三位一体の歯科治療」
2023年9月17日 大阪SJCD衛生士部オンラインスクール 講義
2023年11月19日 第2回近畿デンタルサミット講演
2023年11月22日 THREEE 講演
2023年12月2日 大阪SJCD例会 講演
2024年7月27日28日 オッセオインテグレイション・スタディクラブ・オブ・ジャパン(OJ)2024年年次ミーティングにて講演
2025年4月29日 日本臨床歯周病学会2025年度第1回関西支部教育研修会にて講演
2026年5月31日 JIOS第16回学術大会 包括的矯正治療の最前線にて講演

津田歯科・矯正歯科の医院情報

津田歯科・矯正歯科

住所:大阪府大阪市都島区善源寺町1-5-37 美代志ビル1階

アクセス:大阪メトロ谷町線「都島駅」より徒歩3分

電話:06-6922-6480

Web予約:https://tsuda-dc.jp/当院のInstagramはこちら:https://www.instagram.com/tsudadentalclinic5824/

診療時間:平日 9:30~13:00 / 14:00~18:00

土曜 9:30~13:00 / 14:00~17:00

休診日:木曜・日曜・祝日(GW・お盆・年末年始あり)

津田歯科・矯正歯科

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