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【歯周病治療で“骨を作る”ってどういうこと?】異常な骨形態に対して骨形成が必要な理由をわかりやすく解説|大阪市都島区の津田歯科・矯正歯科
大阪市都島区にある歯科医院、津田歯科・矯正歯科です🦷(大阪メトロ谷町線都島駅4番出口徒歩3分)
歯周病治療を受けている患者さんの中には、
「歯周病なのに骨を作る治療が必要なの?」
「骨形成ってインプラントだけじゃないの?」
「歯ぐきの治療なのに、なぜ骨の話になるの?」
「外科的な処置は怖くてしたくない。どうしてもしないとだめなの?」
と疑問に思われる方も少なくありません。
実は、歯周病は“歯ぐきの病気”というだけではなく、“歯を支える骨が溶けてしまう病気”です。
さらに、骨の溶け方が複雑だったり、異常な骨形態になっている場合には、通常の歯周病治療だけでは改善が難しいケースがあります。
そのような場合に必要になることがあるのが「骨形成(骨造成)」です。
今回は、歯周病治療においてなぜ骨形成が必要になるのか、どのようなケースで行うのかを、患者さんにもわかりやすく解説していきます。
そもそも歯周病とは?
歯周病とは、歯と歯ぐきの境目に細菌が溜まり、炎症を起こす病気です。
初期段階では歯ぐきの腫れや出血程度ですが、進行すると歯を支えている「歯槽骨(しそうこつ)」が徐々に溶けていきます。
歯槽骨が減少すると、
- 歯がグラグラする
- 噛みにくくなる
- 歯ぐきが下がる
- 口臭が強くなる
- 最終的に歯が抜ける
といった症状が現れます。こういった症状は痛みがないまま進んでいくことが非常に多く、気づいた時には歯を残せなくなってしまったり、歯周病治療にかなりの期間を要する状態になっていることがほとんどです。
歯槽骨が減少した状態に対する歯周病治療では「炎症を取ること」だけでなく、「失われた骨への対応」も非常に重要なのです。
歯周病で起こる“異常な骨形態”とは?
歯周病によって骨が溶けるといっても、均一に減るわけではありません。
実際には、
- 一部分だけ深く骨が溶ける
- 骨に段差ができる
- 骨がえぐれたような形になる
- 歯の周囲だけ垂直方向に骨が減る
など、非常に複雑な骨の形態異常が起こってしまうことがほとんどです。
これを「垂直性骨欠損」や「骨欠損形態」と呼びます。
このような状態になると、単に歯石を取るだけでは改善が難しくなります。
なぜなら、異常な骨形態そのものが細菌の温床になってしまうからです。
つまり、歯を支えている骨の形状がいびつであればあるほどご自身のセルフケアも複雑になり、再発してしまうリスクが非常に高くなるということです。
なぜ異常な骨形態では治りにくいの?
① 汚れが溜まりやすい
骨に深い溝や段差ができると、歯ブラシでは汚れが届きにくくなります。
さらに、歯科医院でのクリーニングでも完全に管理するのが難しくなる場合があります。
つまり、
「骨のラインが整っていないことによってそこが細菌が住みやすい環境」
になってしまうのです。
② 炎症が再発しやすい
一度炎症が落ち着いても、骨の形態が悪いままだとセルフケアではケアしきれず、再び細菌が繁殖しやすくなります。
その結果、
- 腫れを繰り返す
- 出血を繰り返す
- 歯周ポケットが深いままになる
- 再度歯石がつく
という悪循環に陥ります。
③ 歯が長期的に安定しない
歯は周囲の骨によって支えられています。
しかし、骨が部分的に大きく失われると、支えが不安定になります。
そのため、
- 噛む力に耐えられない
- 歯が揺れる
- 歯が移動する
などの問題が起こります。
そこで必要になるのが「骨形成(歯周組織再生療法)」
異常な骨形態に対して行う代表的な治療が、
「歯周組織再生療法」
です。
これは、失われた骨や歯周組織の再生を促す治療です。

歯周病で破壊された部分に、
- 再生材料
- 骨補填材
- 特殊な薬剤
- メンブレン(膜)
などを使用し、骨の回復を促します。この再生療法はすべての症例で可能な治療ではありません。
骨の減り方によっては再生療法が適応とならないケースもあります。
骨形成を行うメリット
① 歯を残せる可能性が高くなる
本来であれば抜歯が必要になるようなケースでも、骨形成を行うことで歯を保存できる場合があります。
「できるだけ自分の歯を残したい」
という方にとって、大きなメリットとなります。
② 歯周病の再発リスクを減らせる
骨の形態が改善されることで、汚れが溜まりにくい環境になります。
結果として、
- 歯磨きしやすくなる
- 清掃性が向上する
- 炎症が安定しやすい
という良い状態を維持しやすくなります。再発をしないためにも処置後にセルフケアがしやすい環境を作ることは非常に大切です。
③ 噛む力の安定につながる
骨の支えが改善されることで、歯の安定性が高まります。
これにより、
- 噛みやすくなる
- 歯の揺れが減る
- 長持ちしやすくなる
といった効果が期待できます。
すべての歯周病で骨形成が必要なわけではありません
ここで大切なのは、
「歯周病=全員が骨形成をするわけではない」
ということです。
軽度〜中等度の歯周病であれば、
- 歯石除去
- クリーニング
- ブラッシング改善
- 噛み合わせ調整
などで安定するケースも多くあります。
しかし、
- 深い骨欠損
- 垂直性骨吸収
- 再発を繰り返す
- 歯の保存を強く希望される
- 異常な骨隆起がある
といった場合には、骨形成が有効になることがあります。
※骨隆起(こつりゅうき)とは、歯茎や顎の骨が過剰に発達し、コブのようにポコッと盛り上がった状態を指します。
骨形成には精密な診断が必要です
歯周組織再生療法は、どの医院でも同じ結果になるわけではありません。
成功には、
- 骨欠損の形態分析
- CT撮影
- 噛み合わせ診断
- 歯周病の進行度評価
- 清掃状態の確認

など、精密な診査診断が欠かせません。
特に、骨の形態によって「再生しやすいケース」と「難しいケース」があります。
そのため、適切な診断が非常に重要になります。
骨形成をしても“メンテナンス”は必要です
よくある誤解として、
「骨形成をしたからもう安心」
と思われる方がいらっしゃいます。一通り治療が終わったらピタッと歯科受診をやめてしまう。。。
これは非常に危険な行為です。
せっかく歯周病治療を行ったにもかかわらずその後、継続的な歯科受診をされないまま過ごすことで元の状態よりも悪化するケースもあります。
歯周病は生活習慣病の一面を持っています。
つまり、
- 毎日の歯磨き
- 定期メンテナンス
- 噛み合わせ管理
- 食生活
- 喫煙習慣
などが再発予防に大きく関わります。
せっかく再生した骨も、メンテナンス不足で再び悪化してしまうことがあります。
そのため、治療後の継続管理が非常に重要です。
「抜歯しかない」と言われた歯でも残せる可能性があります
歯周病が進行すると、
「この歯は抜歯ですね」
と言われてしまうことがあります。
もちろん、状態によっては抜歯が必要なケースもあります。
しかし、
- 骨欠損形態
- 炎症コントロール
- 噛み合わせ
- 患者さんの清掃状態
などを総合的に評価すると、保存できる可能性が残っている場合もあります。
受診する歯科医院によってその判断が変わることもあります。
再生療法をしない歯科医院も存在します。
治療法の選択肢の多い歯科医院を受診することはとても大切なことです。
特に近年では、歯周組織再生療法の進歩によって、以前よりも歯を残せる可能性が高くなっています。
そんな中、そもそも再生療法事態をしない歯科医院へ受診することは残せる歯も残せなくなってしまいます。
歯周病は“早期発見・早期治療”が大切です
歯周病は、初期段階ではほとんど自覚症状がありません。
そのため、
- 気づいた時には骨が大きく溶けていた
- 抜歯寸前まで進行していた
というケースも少なくありません。
特に、
- 歯磨きで出血する
- 歯ぐきが腫れる
- 口臭が気になる
- 歯が浮いた感じがする
- 歯が揺れる
などの症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
早期に治療を始めることで、骨形成が必要になる前に改善できる可能性も高まります。
大阪市都島区で歯周病治療・歯周組織再生療法のご相談なら津田歯科・矯正歯科へ
津田歯科・矯正歯科では、歯周病治療において、
- 精密検査
- CT診断
- 歯周基本治療
- 歯周外科治療
- 歯周組織再生療法
- メンテナンス管理
まで総合的に対応しております。
「歯を抜きたくない」
「歯周病をしっかり治したい」
「他院で抜歯と言われた」
「歯ぐきが下がってきた」
などのお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。
監修者

津田 祐 | Yu Tsuda
徳島大学歯学部卒業後、大阪大学歯学部口腔治療科にて研修修了。
その後、歯科医院にて保険診療から自費診療まで臨床経験を数多く積む。
2015年に「津田デンタルクリニック(現:津田歯科・矯正歯科」を開院。
地域に密着した“予防重視”の診療を軸に、幅広い世代の患者に寄り添う歯科医療を提供している。
また、本多正明先生に師事し、包括治療を得意としており歯科医師に対して講演やセミナーを開催している
【略歴】
2008年 徳島大学歯学部卒
2009年 大阪大学歯学部口腔治療科 研修修了
2011年 西宮市 ヒロデンタルクリニック 勤務
2015年9月 津田デンタルクリニック開院
【所属学会】
• 日本臨床歯科学会大阪支部 理事
• Team COKI (Comprehensive Occlusal Knowledge of Interest)(旧古希の会) 副会長
• GPO 会長(2023年11月~)
• ITI StudyCLub阪神Codirector
•大阪SJCDレギュラーコースインストラクター
• 日本臨床歯周病学会
• 日本歯周病学会
• SAFE 理事
•OJ正会員
• 咬合補綴治療計画セミナー 講師
【出版・執筆歴】
• 包括的補綴臨床 診断と治療/医歯薬出版
• 咬合に配慮した全顎的修復症例 5
下顎両側遊離端欠損症例に矯正治療前にインプラント治療を先行し,咬合再構成を行った症例/歯界展望 Vol.145 No.5
• 矯正診断が導く包括的治療計画 審美と咬合の最適化を図った症例報告/デンタルダイヤモンド
• 歯科技工士がセットアップ模型を依頼された場合の対応―コミュニケーションと製作上の注意点―/QDT
• インプラントの補綴設計に必要となる“3つのコンセプト”“欠損パターン”──咬合支持指数を用いた欠損歯列の評価/日本歯科評論
• 歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士の三位一体で臨む歯周病治療~大阪SJCD 誌上セミナー~ 7 歯周病患者における矯正治療/歯界展望 最新号:Vol.148 No.1
【学会発表】
2022年9月15日 GPOミニレクチャー
2022年11月25日.26日 日本臨床歯科学会合同例会in広島
2023年2月21日 OMJPandD 座長
2023年3月27日 coki tokyo 発表
2023年4月5日 大阪医専講義「審美と矯正」
2023年4月20日 coki インサービス
2023年5月21日 大阪SJCD衛生士部オンラインスクール 第1回「本質的な三位一体の歯科治療」
2023年9月17日 大阪SJCD衛生士部オンラインスクール 講義
2023年11月19日 第2回近畿デンタルサミット講演
2023年11月22日 THREEE 講演
2023年12月2日 大阪SJCD例会 講演
2024年7月27日28日 オッセオインテグレイション・スタディクラブ・オブ・ジャパン(OJ)2024年年次ミーティングにて講演
2025年4月29日 日本臨床歯周病学会2025年度第1回関西支部教育研修会にて講演
2026年5月31日 JIOS第16回学術大会 包括的矯正治療の最前線にて講演
津田歯科・矯正歯科の医院情報
津田歯科・矯正歯科
住所:大阪府大阪市都島区善源寺町1-5-37 美代志ビル1階
アクセス:大阪メトロ谷町線「都島駅」より徒歩3分
電話:06-6922-6480
Web予約:https://tsuda-dc.jp/当院のInstagramはこちら:https://www.instagram.com/tsudadentalclinic5824/
診療時間:平日 9:30~13:00 / 14:00~18:00
土曜 9:30~13:00 / 14:00~17:00
休診日:木曜・日曜・祝日(GW・お盆・年末年始あり)
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