スタッフブログ
【子どもの受け口が気になる方へ】早めの相談で未来の笑顔を守りましょう|都島区の津田歯科・矯正歯科
はじめに
おはようございます、大阪市都島区の津田歯科・矯正歯科です🦷✨
「子どもの歯並びが気になる…」そんなお悩みを抱えて当院にご相談に来られる保護者の方は年々増えています。
特に多いのが**「受け口(反対咬合)」**に関するご相談です。
鏡を見たときに下の前歯が上の前歯より前に出ていたり、食事のときに噛みにくそうにしていたりすると、親として「このまま放っておいていいのかな?」と不安になりますよね。
今回は、子どもの受け口について
どうして起こるのか
どんな影響があるのか
治療を始めるのはいつがいいのか
都島区で受け口の治療を検討されている方へのアドバイス
をわかりやすく解説します。
受け口(反対咬合)とは?
受け口とは、専門的には**「反対咬合」**と呼ばれる不正咬合の一つで、上下の歯が正しく噛み合わず、下の前歯が上の前歯より前に出ている状態を指します。
見た目だけの問題と思われがちですが、実際には次のようなさまざまな影響があります。
発音が不明瞭になる(特にサ行・タ行)
食べ物を噛みにくい、飲み込みにくい
顎の関節に負担がかかり、成長に悪影響が出ることがある
将来的に顔立ち(横顔・Eライン)に影響が出やすい
特にお子さんの場合は、顎の成長期にどのような力が加わるかによって将来の歯並びや顔貌に大きな違いが生じます。
どうして子どもは受け口になるの?
受け口の原因は一つではなく、複数の要因が関わっていることがほとんどです。
1. 遺伝的要因
骨格的に下顎が大きい、あるいは上顎が小さいという特徴は遺伝することがあります。ご家族の中に受け口の方がいる場合、お子さんも受け口になる可能性が高いとされています。
2. 生活習慣や癖
下唇を噛む癖
舌を前に突き出す癖(舌突出癖)
口呼吸
こうした習慣が、徐々に受け口を悪化させてしまうことがあります。
3. 乳歯や永久歯の生え方
乳歯の時点では正常に見えても、永久歯への生え変わりの途中で受け口になるケースもあります。特に、**前歯の生え始め(6歳前後)**は注意が必要です。
受け口を放置するとどうなるの?
「いずれ自然に治るのでは?」と思って、相談を先延ばしにしてしまう方も少なくありません。しかし、受け口を放置してしまうと次のようなリスクが高まります。
噛み合わせが悪化する
成長とともに下顎が前に成長しやすくなり、症状が重度になることがあります。歯並びがガタガタになりやすい
受け口のままだと、歯が正しい位置に並ぶスペースが不足し、将来的に矯正治療がより複雑になる可能性があります。顔立ちに影響が出る
下顎が強調された顔つきになりやすく、横顔のバランスが崩れることがあります。心理的なコンプレックスにつながる
学校生活の中で「歯並び」を指摘され、自信を失ってしまうお子さんも少なくありません。
受け口の治療はいつ始めるのがベスト?
最も多いご質問が「治療は何歳から始めたらいいのですか?」というものです。
結論から言うと、できるだけ早期の相談が望ましいです。
なぜなら、子どもの顎はまだ成長途中にあり、この時期に正しい方向へ誘導してあげることで、将来的に本格的な矯正治療を軽くできる可能性があるからです。
幼児期(3〜6歳)
乳歯の時期でも受け口がはっきりしている場合は、ムーシールドなどのマウスピース型装置を使って早期治療を行うことがあります。
小学校低学年(6〜9歳)
永久歯の前歯が生え始めるタイミングで受け口になることが多く、この時期の治療は非常に効果的です。顎の成長コントロールがしやすいため、**「第一期治療」**と呼ばれる矯正が行われます。
小学校高学年〜中学生(10〜15歳)
成長が進むにつれ、骨格的な受け口は治療が難しくなりますが、適切な矯正装置を用いることで改善を目指せるケースもあります。
高校生以降(16歳〜成人)
顎の成長がほぼ終了しているため、矯正治療単独では難しいケースが増え、場合によっては**外科手術(外科矯正)**を併用することもあります。
受け口の治療方法
お子さんの年齢や症状の程度によって、治療方法は大きく変わります。
1. マウスピース型装置(ムーシールドなど)

乳歯の時期に行う早期治療で、寝ている間に装着します。筋肉のバランスを整え、上顎の成長を促進します。
2. 拡大床(かくだいしょう)
上顎を横に広げる装置で、永久歯がきれいに並ぶスペースを確保するとともに、受け口の改善に役立ちます。
3. 顎の成長をコントロールする装置
ヘッドギアやチンキャップと呼ばれる装置を使用し、下顎の前方成長を抑制することがあります。
4. マルチブラケット装置(ワイヤー矯正)

永久歯が生えそろった後に用いる一般的な矯正装置です。歯の位置を細かくコントロールし、見た目も噛み合わせも改善します。
よくある質問(Q&A)
Q1. 子どもの受け口は自然に治りますか?
→ 一部の軽度なケースでは自然に改善することもありますが、多くは放置すると悪化してしまいます。
Q2. 受け口の治療は痛いですか?
→ マウスピースや拡大床は違和感はありますが、大きな痛みはありません。お子さんも数日で慣れることが多いです。
Q3. 治療費はどのくらいかかりますか?
→ 年齢や症状によって異なります。都島区の当院では、初回相談で治療の流れや費用をわかりやすくご説明しています。
都島区で受け口の相談なら津田歯科・矯正歯科へ
お子さんの受け口は、早期の相談がその後の成長を大きく左右するポイントです。
「もう少し大きくなってから…」と思っている間に、治療が複雑になってしまうことも少なくありません。
当院では、
矯正専門医による精密な診断
成長に合わせた治療計画
保護者の方への丁寧なカウンセリング
を大切にしています。
お子さんの笑顔と健やかな成長のために、気になる症状があればお気軽にご相談ください。
「今は何もしなくていい」と言われたけれど…それは本当に正しいの?
受け口のお子さんを歯科医院に連れて行った際に、
「まだ小さいから様子を見ましょう」
「永久歯が生えそろってから考えればいいですよ」
と説明された経験がある保護者の方は多いのではないでしょうか。
もちろん、中には自然に改善するケースも存在します。しかし、**「全ての受け口が自然に治るわけではない」**ことを忘れてはいけません。むしろ、適切な時期を逃してしまうことで、治療がより難しくなるケースの方が多いのです。
なぜ「様子を見ましょう」と言われるのか?
歯科医師の立場として「今はまだ治療しなくていい」と伝える理由には、いくつか考えられます。
骨格性の問題にアプローチしづらいと考えている
顎の骨の成長は複雑であり、永久歯が生えそろってからでないと本格的な矯正ができない、と考える先生もいます。装置を使うことへの抵抗感
小さい子どもに装置を入れると嫌がるのではないか、日常生活に支障が出るのではないか、と心配される先生もいます。自然治癒の可能性を過大評価している
確かに、乳歯の受け口の中には自然に改善するケースもありますが、それはごく一部です。ほとんどの場合、成長に伴って悪化していきます。
受け口を「放置することのリスク」
「まだ大丈夫」と言われて安心してしまうと、受け口はそのまま進行してしまう可能性があります。
顎の骨格に大きな影響が出る
幼少期は顎の骨が柔らかく、成長方向をコントロールできる大切な時期です。この時期を逃すと、将来的に外科手術が必要になるケースすらあります。歯並びがより複雑になる
受け口のまま成長すると、上の前歯が十分に前に出られず、ガタガタに並んでしまうことがあります。心理的な影響
小学生くらいからは見た目を気にするようになり、歯並びをからかわれてコンプレックスを抱いてしまうお子さんも少なくありません。
早期治療の重要性
実際には、乳歯や混合歯列期(乳歯と永久歯が混ざっている時期)からでもできる治療は数多くあります。
ムーシールドやプレオルソなどのマウスピース型装置
寝るときに装着するだけで、筋肉の使い方を整え、上顎の成長を促進できます。拡大床(かくだいしょう)
上顎を横に広げてスペースを作り、歯が正しい位置に並ぶように誘導します。習癖改善トレーニング
舌の位置や口呼吸を改善する指導は、受け口の悪化予防につながります。
こうした**「第一期治療」**を行うことで、将来の矯正治療が必要なくなるケースもありますし、必要になったとしても装置がシンプルで済む可能性が高くなります。
「様子を見ましょう」という言葉に惑わされないで
もちろん、全てのお子さんに早期治療が必要というわけではありません。
しかし、「今は何もしなくていい」という言葉をうのみにしてしまうと、将来的に大がかりな治療が必要になるリスクが高くなります。
保護者の方にとって大切なのは、**「本当にその子にとって今治療が必要ないのか?」**をきちんと見極めてもらえる歯科医院を選ぶことです。
矯正専門医が在籍する医院であれば、顎の成長や歯並びの変化を細かくチェックし、必要に応じて最適な治療開始時期を提案してくれます。
津田歯科・矯正歯科の考え方
当院では、受け口のご相談をいただいた際に「ただ待ちましょう」と言うことはありません。
成長の段階を細かく診断する
必要に応じて筋機能訓練や装置の使用を提案する
今すぐ治療が必要でない場合でも、定期的な経過観察を行う
といったように、**「その子にとってベストなタイミングを逃さない」**ことを大切にしています。
まとめ:受け口は「今からできること」があります
「今はしなくていい」と言われても、それが正しいとは限らない
成長期にしかできない治療がある
放置すればするほど治療は難しく、負担も大きくなる
早期相談で将来の選択肢を広げることができる
もし他院で「まだ大丈夫」と言われても、少しでも不安が残る場合は、ぜひ一度セカンドオピニオンとして当院へご相談ください。お子さんにとって本当に必要な治療のタイミングを一緒に見極めましょう。
受け口は見た目だけでなく、噛み合わせや発音、顎の成長に悪影響を与える
放置すると症状が悪化する可能性が高い
治療はできるだけ早期の開始が有効
ムーシールド、拡大床、ワイヤー矯正など、年齢に合わせた方法がある
都島区で受け口の治療を検討している方は、ぜひ津田歯科・矯正歯科へ
津田歯科・矯正歯科の医院情報
津田歯科・矯正歯科
住所:大阪府大阪市都島区善源寺町1-5-37 美代志ビル1階
アクセス:大阪メトロ谷町線「都島駅」より徒歩3分
電話:06-6922-6480
Web予約:https://tsuda-dc.jp/
診療時間:平日 9:30~13:00 / 14:00~18:00
土曜 9:30~13:00 / 14:00~17:00
休診日:木曜・日曜・祝日(GW・お盆・年末年始あり)
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