津田歯科・矯正歯科

スタッフブログ

矯正が終わったからもう安心?リテーナーをサボると歯並びは後戻りします|大阪市都島区の津田歯科・矯正歯科

おはようございます、大阪市都島区にある津田歯科・矯正歯科です🦷(大阪メトロ谷町線都島駅4番出口徒歩3分)

 

「矯正治療が終わって、やっと装置から解放された!」

長い矯正治療を終えたとき、多くの方がそう感じるのではないでしょうか。

歯並びがきれいになり、鏡を見るのが楽しくなったり、笑顔に自信が持てるようになったりするのは、矯正治療の大きな喜びです。

しかし、ここで一つ、絶対に忘れてはいけないことがあります。

それが**「保定(ほてい)」です。**

矯正治療では、歯を動かす「動的治療」が終わった後に、歯並びを安定させるための「保定期間」が必要になります。

そして、そのために使用する装置がリテーナーです。

ところが、

「矯正が終わったから、もうリテーナーをつけなくても大丈夫」

「毎日つけるのが面倒だから、たまにでいいや」

「歯並びがきれいだから、もう動かないでしょう」

「ちょっとぐらいつけてない期間があっても大丈夫」

と、リテーナーの装着を自己判断で減らしてしまう方がいます。

これは非常にもったいないことです。

今までせっかく時間と費用をかけて苦労して整えた歯並びが、少しずつ元の位置へ戻ってしまう可能性があるからです。

今回は、大阪市都島区の津田歯科・矯正歯科から、矯正治療後の「後戻り」とリテーナーの重要性についてお話しします。


矯正治療が終わった=歯が完全に固定された、ではありません

矯正治療では、矯正装置によって歯に力を加え、少しずつ歯を適切な位置へ移動させていきます。

しかし、歯は矯正装置を外した瞬間に、周囲の組織まで完全に新しい位置に適応しているわけではありません。

歯の周囲には、歯根膜や歯槽骨などの組織があります。

矯正治療によって歯を動かした後は、これらの組織が新しい歯の位置に適応し、歯並びが安定していくまで時間が必要です。

そのため、矯正装置を外した後に何もしなければ、歯が以前の位置へ戻ろうとする「後戻り」が起こる可能性があります。

つまり、

「矯正治療が終了した日」は、歯並びを守ることが終了する日ではありません。

むしろ、きれいになった歯並びを維持するための新しいステージが始まる日なのです。

この後戻りはいつまで起こるかなどのエビデンスは残念ながらありません。

そしてかなり個人差があります。


「少しくらいリテーナーをサボっても大丈夫」は危険です

リテーナーを毎日装着するよう指示されているのに、

「今日は疲れたから外したまま寝よう」

「旅行中だから持っていかなくてもいい」

「数日くらいなら大丈夫」

「紛失したので次の検診の時に報告しよう」

と、装着を後回しにしていませんか?また紛失した際、安易に次の来院時まで放置するのは危険です。

一度や二度の装着忘れだけで、必ず大きな後戻りが起こるとは限りません。

しかし、問題なのは、

「たまにサボる」が「習慣的にサボる」に変わってしまうことです。

リテーナーをつける時間が少なくなれば、歯が少しずつ動いてしまう可能性があります。

そして、久しぶりにリテーナーを装着したとき、

「なんだかきつい」

「以前より入りにくい」

「一部が浮いている」

と感じることがあります。

これは、歯の位置が変化しているサインの可能性があります。

実際に当院の患者さんでリテーナーをさぼってしまい、再矯正になっている患者さんもおられます。


リテーナーが「きつくなった」ときは要注意

矯正治療後、

「以前は何も感じなかったリテーナーが、最近きつくなった」

という場合は、注意してください。

リテーナーは、歯並びを安定させるために使用します。

そのリテーナーが以前よりきつく感じるということは、歯の位置が変化している可能性があります。

もちろん、リテーナーの状態や装着状況など、さまざまな原因が考えられるため、一概に「必ず後戻りした」とは言えません。

しかし、

「きついけれど、無理やり入れれば大丈夫」

と自己判断して放置するのはおすすめできません。

痛みがある場合や、リテーナーが正しく装着できない場合には、早めに矯正治療を受けた歯科医院へ相談しましょう。


後戻りしてから「もう一度矯正」は避けたい

せっかく矯正治療を終えたのに、リテーナーをきちんと使用しなかったことで歯並びが変化してしまったら、非常にもったいないことです。

後戻りの程度によっては、リテーナーの調整や作り直しなどで対応できる場合があります。

しかし、歯の移動が大きくなれば、再び矯正治療が必要になるケースもあります。

つまり、

「矯正治療が終わった後のリテーナーをきちんと使うこと」は、再治療を避けるためにも重要です。

矯正治療は、装置を外したら終わりではありません。

きれいになった歯並びを維持するところまでが、矯正治療の大切な一部なのです。


「見た目は変わっていないから大丈夫」と思っていませんか?

後戻りは、必ずしも突然大きく起こるわけではありません。

最初は、

「前歯が少し動いた気がする」

「以前より歯と歯の間が狭くなった」

「少しだけ歯が重なってきた」

という程度の変化かもしれません。

そのため、

「これくらいなら問題ない」

と思ってしまうことがあります。

しかし、小さな変化が積み重なることで、時間が経つにつれて歯並びの変化が目立ってくることがあります。

特に、

「以前の写真と比べたら歯並びが違う」

「リテーナーが入らなくなった」

「前歯の位置が変わった」

という場合は、早めに確認することが大切です。


リテーナーには種類があります

リテーナーにはいくつかの種類があり、歯科医院や患者様の状態によって使用する装置が異なります。

代表的なものとして、取り外し式のリテーナーや、

歯の裏側に装着する固定式のリテーナーなどがあります。

取り外し式の場合は、患者様自身で装着する必要があります。

そのため、

「面倒だから今日はいいや」

という気持ちが出てしまうこともあるでしょう。

しかし、取り外せることはメリットである一方、自分で装着しなければ歯並びを維持できないという責任もあります。

一方、固定式のリテーナーは自分で着脱する必要がありませんが、装置の周囲に汚れがたまりやすくなることがあるため、適切な清掃や定期的なチェックが必要です。

どのタイプのリテーナーを使用する場合でも、

「自分に指示された装着方法・期間を守る」

ことが大切です。


リテーナーの装着期間を自己判断で短くしないでください

矯正治療後、

「もう半年たったから外していい」

「1年使ったから、もう必要ない」

「歯並びがきれいだから、装着頻度を減らしていい」

と自己判断してしまう方がいます。

しかし、リテーナーの使用期間や装着時間は、患者様のお口の状態や治療内容などによって異なります。

そのため、

「他の人が1年だったから、自分も1年でいい」

とは限りません。

歯並びが安定しているか、後戻りのリスクがどの程度あるかなどを確認しながら、歯科医師の指示に従って装着することが重要です。

装着時間や頻度を変更したい場合は、自己判断ではなく、まず担当の歯科医師へ相談しましょう。


矯正後こそ、定期的なチェックが大切です

リテーナーを毎日使用しているからといって、歯科医院への通院が不要になるわけではありません。

定期的に歯並びや噛み合わせ、リテーナーの状態などを確認することで、問題が起きていないかチェックできます。

もし後戻りの兆候があったとしても、早い段階で気づくことができれば、対応しやすい場合があります。

反対に、

「忙しいから数年間歯科医院に行っていない」

「リテーナーが壊れたけど、そのまま使っている」

「リテーナーが合わなくなったけれど放置している」

という状態は避けたいところです。


「矯正治療にかけた時間と費用」を無駄にしないために

矯正治療は、決して短期間で終わるものではありません。

治療期間中には、定期的な通院が必要になります。

費用もかかります。

そして何より、患者様自身が毎日の生活の中で装置を使用したり、歯磨きを丁寧に行ったりする努力が必要です。

そうしてようやく手に入れた歯並びだからこそ、

「矯正が終わったから、あとは何もしなくていい」

とは考えないでいただきたいのです。

矯正治療にかけた時間と費用、そして患者様自身の努力を無駄にしないためにも、リテーナーを大切に使用してください。


こんな方は一度、歯科医院へご相談ください

次の項目に心当たりがある方は、矯正治療を受けた歯科医院へ相談することをおすすめします。

  • リテーナーを最近ほとんど使っていない
  • リテーナーを何日も外したままにしている
  • リテーナーがきつくなった
  • リテーナーが入らなくなった
  • リテーナーが壊れている
  • リテーナーを紛失した
  • 前歯が以前より重なってきた気がする
  • 歯と歯の間の状態が変わった
  • 噛み合わせが以前と違う気がする
  • 矯正治療後、長期間チェックを受けていない

特に、

「リテーナーが入らない」

という場合には、無理に装着し続けるのではなく、早めに歯科医院へご相談ください。


大阪市都島区の津田歯科・矯正歯科から皆様へ

矯正治療によってきれいになった歯並びは、患者様にとって大切な財産です。

だからこそ私たちは、矯正装置を外した後の「保定」についても、患者様にしっかり理解していただくことが重要だと考えています。

矯正治療は、

「歯を動かして終わり」ではありません。

歯を動かす。

新しい歯並びをつくる。

リテーナーで安定させる。

定期的に状態を確認する。

きれいな歯並びをできるだけ長く維持する。

この流れを意識することが大切です。


まとめ|リテーナーは「矯正治療のおまけ」ではありません

最後に、今回一番お伝えしたいことをまとめます。

矯正治療が終わったからといって、歯が動かなくなるわけではありません。

矯正後の歯並びを維持するためには、保定が重要です。

そして、リテーナーの装着方法や期間は、ご自身の判断で変更せず、担当の歯科医師の指示に従いましょう。

「面倒だから」

「もう歯並びはきれいだから」

「少しくらいサボっても大丈夫」

という気持ちからリテーナーの装着を怠ると、後戻りにつながる可能性があります。

せっかく時間をかけて整えた歯並びです。

「矯正が終わった」ではなく、「きれいな歯並びを守る新しいステージが始まった」

と考えてください。

もし現在、

「リテーナーをしばらくつけていない」

「リテーナーが合わなくなってきた」

「歯並びが少し戻ってきた気がする」

「リテーナーをなくしてしまった」

「矯正後、しばらく歯科医院でチェックしていない」

という方は、そのままにせず、一度ご相談ください。

大阪市都島区の津田歯科・矯正歯科では、矯正治療後の歯並びやリテーナーについてもご相談いただけます。

あなたが時間と努力をかけて手に入れた歯並びを、これからも大切に守っていきましょう。


監修者

津田 祐 | Yu Tsuda


徳島大学歯学部卒業後、大阪大学歯学部口腔治療科にて研修修了。

その後、歯科医院にて保険診療から自費診療まで臨床経験を数多く積む。
2015年に「津田デンタルクリニック(現:津田歯科・矯正歯科」を開院。

地域に密着した“予防重視”の診療を軸に、幅広い世代の患者に寄り添う歯科医療を提供している。
また、本多正明先生に師事し、包括治療を得意としており歯科医師に対して講演やセミナーを開催している

【略歴】


2008年 徳島大学歯学部卒
2009年 大阪大学歯学部口腔治療科 研修修了
2011年 西宮市 ヒロデンタルクリニック 勤務
2015年9月 津田デンタルクリニック開院

【所属学会】


日本臨床歯科学会大阪支部 理事
• Team COKI (Comprehensive Occlusal Knowledge of Interest)(旧古希の会) 副会長
GPO 会長(2023年11月~)
ITI StudyCLub阪神Codirector
•大阪SJCDレギュラーコースインストラクター
日本臨床歯周病学会
日本歯周病学会
SAFE 理事
OJ正会員
• 咬合補綴治療計画セミナー 講師

【出版・執筆歴】

包括的補綴臨床 診断と治療 医歯薬出版


• 包括的補綴臨床 診断と治療/医歯薬出版
• 咬合に配慮した全顎的修復症例 5
 下顎両側遊離端欠損症例に矯正治療前にインプラント治療を先行し,咬合再構成を行った症例/歯界展望 Vol.145 No.5
• 矯正診断が導く包括的治療計画 審美と咬合の最適化を図った症例報告/デンタルダイヤモンド
• 歯科技工士がセットアップ模型を依頼された場合の対応―コミュニケーションと製作上の注意点―/QDT
• インプラントの補綴設計に必要となる“3つのコンセプト”“欠損パターン”──咬合支持指数を用いた欠損歯列の評価/日本歯科評論
• 歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士の三位一体で臨む歯周病治療~大阪SJCD 誌上セミナー~ 7 歯周病患者における矯正治療/歯界展望 最新号:Vol.148 No.1

【学会発表】


2022年9月15日 GPOミニレクチャー
2022年11月25日.26日 日本臨床歯科学会合同例会in広島
2023年2月21日 OMJPandD 座長
2023年3月27日 coki tokyo 発表
2023年4月5日 大阪医専講義「審美と矯正」
2023年4月20日 coki インサービス
2023年5月21日 大阪SJCD衛生士部オンラインスクール 第1回「本質的な三位一体の歯科治療」
2023年9月17日 大阪SJCD衛生士部オンラインスクール 講義
2023年11月19日 第2回近畿デンタルサミット講演
2023年11月22日 THREEE 講演
2023年12月2日 大阪SJCD例会 講演
2024年7月27日28日 オッセオインテグレイション・スタディクラブ・オブ・ジャパン(OJ)2024年年次ミーティングにて講演
2025年4月29日 日本臨床歯周病学会2025年度第1回関西支部教育研修会にて講演
2026年5月31日 JIOS第16回学術大会 包括的矯正治療の最前線にて講演

津田歯科・矯正歯科の医院情報

津田歯科・矯正歯科

住所:大阪府大阪市都島区善源寺町1-5-37 美代志ビル1階

アクセス:大阪メトロ谷町線「都島駅」より徒歩3分

電話:06-6922-6480

Web予約:https://tsuda-dc.jp/当院のInstagramはこちら:https://www.instagram.com/tsudadentalclinic5824/

診療時間:平日 9:30~13:00 / 14:00~18:00

土曜 9:30~13:00 / 14:00~17:00

休診日:木曜・日曜・祝日(GW・お盆・年末年始あり)

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