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【歯科医師が解説】6歳になったら歯磨き粉のフッ素濃度は大人と同じで大丈夫?子どもの虫歯予防に大切なポイント
おはようございます、大阪市都島区の津田歯科・矯正歯科です🦷(大阪メトロ谷町線都島駅4番出口徒歩3分)
「子どもの歯磨き粉はいつまで子ども用を使えばいいの?」
「6歳になったら大人用の歯磨き粉を使っても大丈夫?」
「フッ素濃度が高い歯磨き粉は子どもには危険ではないの?」
このような疑問を持つ保護者の方は多いのではないでしょうか。


近年、虫歯予防に関する研究が進み、日本でも歯磨き粉のフッ素濃度に関する推奨が大きく変わりました。
特に重要なのが、6歳以上のお子さんは大人と同じ1,450ppmのフッ化物配合歯磨き粉を使用することが推奨されているという点です。
今回は、大阪市都島区の津田歯科・矯正歯科が、フッ素の働きや年齢別の適切なフッ素濃度、そして6歳以上で大人用の歯磨き粉をおすすめする理由について詳しく解説します。
フッ素とは?
フッ素(正確にはフッ化物)は、虫歯予防に最も効果が科学的に証明されている成分です。
歯磨き粉に含まれるフッ素には、主に次の3つの働きがあります。
① 歯を強くする(再石灰化の促進)
私たちの歯は食事をするたびに酸によって少しずつ溶けています(これを専門的な言い方で脱灰と言います)。
しかし、これですぐに虫歯になってしまうのではなく、私たち自身の唾液の働きによって溶けた歯は修復されています。
これを再石灰化といいます。
フッ素はこの再石灰化を促進し、歯をより丈夫な状態へ戻してくれます。
② 虫歯菌が酸を作るのを抑える
虫歯菌は糖分を栄養にして酸を作ります。
フッ素は虫歯菌の働きを弱めるため、酸の産生が減り、虫歯になりにくくなります。
③ 酸に強い歯になる
フッ素が歯に取り込まれることで、通常の歯よりも酸に溶けにくい結晶構造になります。
つまり、毎日の歯磨きでフッ素を取り入れることは、虫歯に強い歯を育てることにつながります。
フッ素濃度は高い方が虫歯予防効果も高い
以前は、
「子どもだから低濃度」
という考え方が一般的でした。
しかし現在では多くの研究から、
フッ素濃度が高いほど虫歯予防効果が高い
ことが明らかになっています。
もちろん年齢に応じた適切な量を守ることが前提ですが、必要以上に低濃度の歯磨き粉を使い続けると、本来得られる虫歯予防効果を十分に受けられない可能性があります。
年齢別の推奨フッ素濃度
現在推奨されているフッ素濃度は次のとおりです。
| 年齢 | フッ素濃度 | 使用量 |
|---|---|---|
| 歯が生えてから2歳 | 1,000ppm | 米粒程度 |
| 3〜5歳 | 1,000ppm | グリーンピース程度 |
| 6歳以上 | 1,450ppm | 約2cm程度 |
特に注目していただきたいのが、6歳以上では1,450ppmが推奨されているという点です。
6歳以上のお子さんの患者さんに使用している歯磨き粉をヒアリングすると大抵の方がまだ子供用を使用しているという回答です。
子供用の歯磨き粉で、一体そのフッ素濃度がどの程度のものなのかを確認する必要があります。
なぜ6歳以上は大人と同じ濃度が推奨されるの?
ここが保護者の方から最も多く質問されるポイントです。
理由① 永久歯が生え始めるから
6歳頃になると最初の永久歯である「6歳臼歯」が生えてきます。
この歯は一生使う非常に重要な歯ですが、実は最も虫歯になりやすい歯でもあります。
理由は
・生え始めは歯の質がまだ未熟
・溝が深い
・奥にあるため磨きにくい
という特徴があるからです。
そのため、この時期こそ高濃度フッ素で歯を守ることが重要になります。
今この投稿を読んでいただいているあなたの6歳臼歯は虫歯になっておられませんか?
一度も治療をしたことがない6歳臼歯をもっている方は小さい頃からお口の健康に意識が高い方だと言えるぐらい治療したことがない6歳臼歯をもっている方は少ないです。
理由② 永久歯は生えた直後が一番弱い
永久歯は生えた瞬間から完成しているわけではありません。
生えてから2〜3年かけて成熟していきます。
つまり、生えたばかりの永久歯ほど虫歯になりやすいのです。
高濃度フッ素は、この未熟な永久歯の成熟を助け、虫歯に強い歯へ育てます。
理由③ 飲み込むリスクが少なくなる
乳幼児では歯磨き粉を飲み込んでしまうことがあります。
しかし6歳頃になると、
・うがいができる
・吐き出せる
・歯磨き粉を飲み込まない
というお子さんがほとんどです。
そのため、大人と同じ濃度でも安全に使用できます。
フッ素濃度が高いと危険なの?
「1,450ppmって強すぎない?」
と思われる保護者の方もいらっしゃいます。
結論から言うと、
適切な量を使用すれば安全性は十分に確認されています。
世界中の歯科医療機関や専門学会でも、高濃度フッ素入り歯磨き粉は虫歯予防の標準となっています。
大切なのは、
- 年齢に合った量を使う
- 歯磨き後は軽く吐き出す
- 少量のうがいにする
という使い方です。
歯磨き後は何回うがいをすればいい?
実は、何回もうがいをするとフッ素が流れてしまいます。
おすすめは、5〜15ml程度の少量の水で1回だけ軽くすすぐこと。
これによりフッ素がお口の中に残り、虫歯予防効果が高まります。
寝る前の歯磨きが最も重要
1日の中でも特に大切なのが寝る前の歯磨きです。
寝ている間は唾液が少なくなり、虫歯菌が活動しやすくなります。
寝る前にフッ素入り歯磨き粉を使うことで、
フッ素がお口の中に長く留まり、虫歯予防効果が高くなります。
子ども用と大人用の違いは?
「子ども用」と書かれていても、
実は違いは味や泡立ちだけという商品もあります。
一方で、
フッ素濃度が1,000ppm程度の商品も多く販売されています。
6歳を過ぎたら、
フッ素濃度を確認し、
1,450ppm配合の歯磨き粉を選ぶことが重要です。
歯磨き粉だけでは虫歯は防げない
もちろん、歯磨き粉だけで虫歯を完全に防ぐことはできません。
虫歯予防には
- 正しい歯磨き
- デンタルフロス
- 規則正しい食生活
- 定期検診
- 歯科医院での高濃度フッ素塗布
を組み合わせることが大切です。
特に仕上げ磨きは、小学校低学年頃までは続けることをおすすめしています。
津田歯科・矯正歯科ではお子さまのお口の成長をサポートしています
大阪市都島区の津田歯科・矯正歯科では、
お子さま一人ひとりのお口の状態に合わせて、
- 年齢に応じた歯磨き指導
- フッ素塗布
- 虫歯予防
- 食生活のアドバイス
- 歯並びのチェック
まで総合的にサポートしています。
「どの歯磨き粉を選べばいいかわからない」
「子どもの歯磨きがちゃんとできているか心配」
という方もお気軽にご相談ください。
まとめ
6歳頃は永久歯が生え始める、とても大切な時期です。
この時期に十分な虫歯予防を行うことは、大人になってからのお口の健康にも大きく影響します。
現在では、6歳以上のお子さんには1,450ppmのフッ化物配合歯磨き粉を使用することが推奨されています。
年齢に応じた適切な量を守りながら毎日の歯磨きを行うことで、永久歯を虫歯から守ることができます。
大阪市都島区でお子さまの虫歯予防や歯磨き方法、フッ素について気になることがありましたら、津田歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。お子さまの健やかな成長と、生涯にわたる健康なお口づくりをサポートいたします。
監修者

津田 祐 | Yu Tsuda
徳島大学歯学部卒業後、大阪大学歯学部口腔治療科にて研修修了。
その後、歯科医院にて保険診療から自費診療まで臨床経験を数多く積む。
2015年に「津田デンタルクリニック(現:津田歯科・矯正歯科」を開院。
地域に密着した“予防重視”の診療を軸に、幅広い世代の患者に寄り添う歯科医療を提供している。
また、本多正明先生に師事し、包括治療を得意としており歯科医師に対して講演やセミナーを開催している
【略歴】
2008年 徳島大学歯学部卒
2009年 大阪大学歯学部口腔治療科 研修修了
2011年 西宮市 ヒロデンタルクリニック 勤務
2015年9月 津田デンタルクリニック開院
【所属学会】
• 日本臨床歯科学会大阪支部 理事
• Team COKI (Comprehensive Occlusal Knowledge of Interest)(旧古希の会) 副会長
• GPO 会長(2023年11月~)
• ITI StudyCLub阪神Codirector
•大阪SJCDレギュラーコースインストラクター
• 日本臨床歯周病学会
• 日本歯周病学会
• SAFE 理事
•OJ正会員
• 咬合補綴治療計画セミナー 講師
【出版・執筆歴】





• 包括的補綴臨床 診断と治療/医歯薬出版
• 咬合に配慮した全顎的修復症例 5
下顎両側遊離端欠損症例に矯正治療前にインプラント治療を先行し,咬合再構成を行った症例/歯界展望 Vol.145 No.5
• 矯正診断が導く包括的治療計画 審美と咬合の最適化を図った症例報告/デンタルダイヤモンド
• 歯科技工士がセットアップ模型を依頼された場合の対応―コミュニケーションと製作上の注意点―/QDT
• インプラントの補綴設計に必要となる“3つのコンセプト”“欠損パターン”──咬合支持指数を用いた欠損歯列の評価/日本歯科評論
• 歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士の三位一体で臨む歯周病治療~大阪SJCD 誌上セミナー~ 7 歯周病患者における矯正治療/歯界展望 最新号:Vol.148 No.1
【学会発表】
2022年9月15日 GPOミニレクチャー
2022年11月25日.26日 日本臨床歯科学会合同例会in広島
2023年2月21日 OMJPandD 座長
2023年3月27日 coki tokyo 発表
2023年4月5日 大阪医専講義「審美と矯正」
2023年4月20日 coki インサービス
2023年5月21日 大阪SJCD衛生士部オンラインスクール 第1回「本質的な三位一体の歯科治療」
2023年9月17日 大阪SJCD衛生士部オンラインスクール 講義
2023年11月19日 第2回近畿デンタルサミット講演
2023年11月22日 THREEE 講演
2023年12月2日 大阪SJCD例会 講演
2024年7月27日28日 オッセオインテグレイション・スタディクラブ・オブ・ジャパン(OJ)2024年年次ミーティングにて講演
2025年4月29日 日本臨床歯周病学会2025年度第1回関西支部教育研修会にて講演
2026年5月31日 JIOS第16回学術大会 包括的矯正治療の最前線にて講演
津田歯科・矯正歯科の医院情報
津田歯科・矯正歯科
住所:大阪府大阪市都島区善源寺町1-5-37 美代志ビル1階
アクセス:大阪メトロ谷町線「都島駅」より徒歩3分
電話:06-6922-6480
Web予約:https://tsuda-dc.jp/当院のInstagramはこちら:https://www.instagram.com/tsudadentalclinic5824/
診療時間:平日 9:30~13:00 / 14:00~18:00
土曜 9:30~13:00 / 14:00~17:00
休診日:木曜・日曜・祝日(GW・お盆・年末年始あり)
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